稽古の記録

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 9月27日(火)
 暫く稽古の記録をさぼってしまったが、また稽古の様子を記録に残そうと思う。日記と同じ
で、その日の出来事、反省やら思ったことを記録に残すことは大切である。頑張って続けた
い。
 準備運動には間に合わなかったが、基本稽古には間に合った。最近遅刻して参加すること
が多いから久しぶりにみんなとやった感がする。
 武器の稽古を終え、2段蹴りの稽古、捌き崩しの稽古をした。入り身投げを健司君に掛けよ
うとするが、未だ骨が掴めない。自分より大きい人に掛けるのが苦手だ。
 自由組手は相手の力を利用し技を掛ける事を心掛けた。しかし、力があり大きい人には手
が出せない。今日も掴まれ力で倒されてしまった。
 自由組手の後、掴まれた時の対処法を御指導戴いた。かもさんと掴まれ引っ張られた時の
稽古を繰り返し稽古した。相手の道着の持ち方により技が違ってくる。館長は物理学だと言う
が頭で考えても解らない。実際試してみると技が掛かるから不思議だった。館長は場数だと言
うが、一度では覚えきれなかった。

 8月26日(金)
 空手の稽古には少し遅刻したが参加することが出来た。夕方から心臓がバクバクいっていた
が、水分の摂りすぎだろう。今日の道場はエアコンが効かず、蒸し風呂状態だった。汗をかい
ていく内に体調が良くなっていった。でも眠たかった。

 8月23日(火)
 遅刻したが空手の稽古には参加した。演芸の打合せが気になったから、どうしてもいかなけ
れば成らないと思った。
 バラコン運動をして、演芸の打合せをしただけだった。

 8月19日(金)
 遅刻したが、空手の稽古に参加することが出来た。久しぶりできつかったが、汗をかき気分
転換が出来た。演芸の打合せも楽しかった。

 8月9日(火)
 仕事で少し遅れて稽古に参加した。暑さと疲れで怠かったが、鏡に向かって基本をやり汗を
かくと調子が出てきた。
 捌き崩し極めの稽古を三吉さんと行った。大きい人の相手はやり甲斐があるが、力が入る為
体力の消耗が大きい。自然に出来るようになりたい。胸ぐらを掴まれた時の技が決まらないで
いた。館長に手の持ち方、崩れない時は前に押す等骨を教えて戴いたら簡単に崩せるように
なった。
 自由組手では、捌き前に出ることが出来なかった。後ろにばかり下がっていたら、サンドバッ
クに当たり下がれなく、前蹴りが入った時があった。横に動くようにしなければいけない。倒さ
れても良いから、のびのび技の研究をしなければいけない。
 演芸の打合せを短時間で行った。まだまだだが、芸の完成度を高め、思い出に残るものにし
たい。

 8月2日(火)
 準備運動、基本、移動、空乱を終え、合宿の演芸の打ち合わせをした。いよいよ合宿が近づ
いてきた感じだ。昇級審査のレポートを早く仕上げなければならないという焦りも出てきた。先
ずはレポートの壁から乗り越えなくてはならない。
 今日は体が怠かった。基本稽古中、異常な程までに汗を掻いた。汗が目に入り痛かった。近
頃水分を摂りすぎている。怠いのもその為だと思う。柔軟をしようとしたら右足の内側の筋が痛
かった。体にガタが来ているから気を付けなければいけない。欲の儘に生活しているから歪み
が出来るのだろう。生活から変えていかなければいけない。

 7月27日(火)
 準備運動、基本、移動、空乱、武器、捌き崩し極め、自由組手のメニューをこなした。
 捌き崩し極めでは、小さいもえちゃんとやった後、大きい三吉さんとやった。小さくすばしっこ
いもえちゃんには入り身投げが掛からない。技を掛ける体勢に持って行かせてくれない。大き
い三吉さんには、力が入り中心力が崩れる。何回もやるとコツが解ってくるが、まだ頭で考えて
技を掛けている。
 館長から天地投げ、外巻き込み投げ、軸足崩しの御指導を戴いた。天地投げでは、合気道
との違いを御指導いただいた。合気道の技より、館長に教えて戴いた天地投げの方が威力が
あり効く。相手に与えるダメージもかなりなものだから躊躇しながら稽古した。軸足崩しでは、
崩すと時相手の手を動かしていることが必要だと御指導戴いた。自分の中心力、タイミング、
倒す角度が全て揃って極まるので難しい。
 自由組手では、失敗を恐れず技を掛けていきたい。捌くことは出来ても、崩し技を掛けなけ
れば意味がない。崩す事を考えた稽古をしていきたい。

 7月22日(金)
 準備運動、基本、移動、空乱、武器、捌き崩し極め、自由組手、空乱のメニューだった。
 捌き崩し極めでは新しく、天地投げ等3種類の技を稽古した。今まで稽古してきた四方投げ、
小手返し、捌き崩しの応用だが、タイミング、相手を崩す角度、自分の中心力を崩すと決まら
ない。今日は小さいもえちゃんと稽古したが、素早い為タイミングが取れなかった。此が小さい
者の武器だと思った。力任せで投げるのは本来の姿でない。コツを掴むよう稽古していきた
い。
 自由組手では後半足にきた。相手の技を見切り、前に出て崩すことを考えた。バテて足が止
まると突きや蹴りを貰った。足が止まった時の戦い方も考えなければいけない。大きい物の力
に屈し、防戦一方では何も出来なくなってしまう。捌きながら一瞬の隙を狙い崩す技を身に付
けたい。
 今日の組手は特に激しく疲れた。気を抜かなくても、息が上がると相手の気を読めなくなる。
精神力しかない。
 最後に護身術の稽古をしたが面白かった。相手に胸ぐらを掴まれた時、両手で胸ぐらを掴ま
れた時など、面白いように相手を崩すことが出来る。壁際で、両手で宙づりにされ逃げ場の無
い時、相手の目玉をかきむしる。考えただけでも恐ろしく残忍なことだが、いざというときの勉
強になった。

 7月19日(火)
 仕事で遅くなり、稽古には遅れて参加した。準備運動を終え、鏡に向かって基本をしていたら
館長からいろいろ御指導戴いた。手刀、関節蹴りが特に悪く、意味を教えて貰いながら稽古し
た。未だに昔の基本が染みついてしまっているようだ。一つずつ直していかなければならない。
 捌き・崩し・極めの稽古を三吉さんと行った。四方投げは何回も稽古してきたはずだが、人が
変わると始めがしくじる。基本を思い出しながら研究した。小さい人間が大きい人間を投げる
為には、中心力が絶対条件であり、流れを止めず螺旋を描く事に注意しなければいけない。
館長による直接指導は疑問が瞬時に解け解りやすかった。しかし、毎回毎回わからなくなるも
のだから不思議だ。簡単なようだが、とても奥深いものがある。中心力を保った練りの稽古が
足りないと思った。
 サンドバック、空乱をして良い汗をかいた。仕事でのストレスが汗と共に出ていき爽快だっ
た。稽古は面白いが、自分はもっと基本を体に覚え込ませなければならない。今日御指導戴
いたことを復習しておかなければいけない。

 7月15日(金)
 寝不足がたたり体に切れがなかった。基本、移動では汗が一杯出るが、足が上がらない、腰
が落ちないと散々だった。気力だけで稽古するしかなかった。
 全く駄目な時は、休憩してもだらけてくる。益々体が重くなっていった。武器、形の稽古をした
が気力だけで頑張った。捌き崩し極め、空乱、サンドバックの稽古をして早めに上がった。
 想像はしていたが、それを遙かに超えた辛さがあった。体が使えないときは精神力だけだ
が、目茶苦茶バテた。

 7月12日(火)
 いつもより気合いが入っていた。社長の奥さんと話していて刺激された事が大きい。スポーツ
空手でない、真の武術をやっているのだから負けられないと気持ちを奮い立たせた。
 基本、移動、武器を終え、形の稽古をした。形ばかりやっているという社長の奥さんのことを
思い出し、負けていられない気持ちになり力が入った。
 接近戦を想定した空乱、サンドバック、また空乱をした。最後の空乱は疲れで切れが無くなっ
ていた。鏡の前で腰を安定すること、技の正確性をチェックした。
 稽古が終わったのは12時を越えていた。バテた。

 7月8日(金)
 会社で万博へ行った為遅れて稽古に参加した。道場に着き、準備運動を終えるとすぐに自
由組手が行われた。体が怠かったが、そんなことは言ってられなかった。体が重いのと、すぐ
足にきてしまいバテた。暑かったので冷たいものや水分を多く摂ったのが響いた。
 道場には岐阜の小林さんがみえていた。初めて組手をしたが、流石黒帯で捌きが上手かっ
た。久しぶりの組手というが、ブランクは感じなかった。
 稽古は12時30分頃まで行われた。その後、三吉さんのアパートで、小林さん、笠原君とで
麒麟会を行った。

 7月5日(火)
 最近、稽古のメニューが少し変わってきた。準備運動、基本、移動、空乱を終え、武器、型の
稽古という内容で、基本や構えを見直す内容になっている。今日は特に、平安の型をみっちり
稽古した。
 腰を深く沈めると腿が滅茶苦茶に張った。しかし、この鍛錬が強い蹴りを生むと言うから無理
して頑張らなければいけない。何時も基本を大事にしていたつもりが、知らないうちに間違って
いた箇所が何箇所もあった。今日は館長に基本を徹底的に御指導戴いた。
 手刀廻し受けが全く成っていなかった、手刀は知らないうちに手を開いたままになっていた。
後屈立ちの立ち方も、もっと腰を落とさなければいけない。
 下段払いした後のカバーする手の位置、金的カバーの位置など、全く我流だった。
 前蹴りは相手が目の前にいることを想定する。ただ前蹴りをするのでなく、足の蹴る箇所を
頭に入れ、しっかり蹴る。
 平安3段の極めでの肘の位置、拳の位置など御指導戴いたが、型は全て実戦を想定した意
味があることを考えて稽古していかなければいけない。ただやるだけでは無意味でダンスにな
ってしまう。基本、型をもっと追求した稽古をしなければいけない。
 今日は型を何回も繰り返し稽古したがとても疲れた。普段の基本を楽な形で稽古していたつ
けだろうか、腿にきてしまった。此からの稽古では腰を落とし、腿を強くしていきたい。

 7月1日(金)
 早く道場に着いたのでゆっくり準備運動が出来た。右手首は完璧ではないが、大分良くなっ
ている。犬歩きではあまり気にならなくなった。しかし、四方投げの稽古はまだきつい。
 基本稽古はハイスピードで行われた。早いとバランスが取れなくバラバラだった。気合いが空
回りしてしまった。
 武器、四方投げ、サンドバックの稽古をこなし自由組手をした。体調は良かった方だと思うが
後半バテた。今日は三吉さんの体の切れが良かった。何回も投げられそうになったが踏ん張
った。バテると動きが止まり、突きや蹴りを貰いやすくなる。三吉さん、健司君と続きバテバテ
だった。

 6月28日(火)
 道場に入った途端、ム〜ッと生暖かい空気が漂った。今日の道場は、今年一番の暑さだっ
た。準備運動の犬歩きで汗をかいた。基本、移動稽古では気持ちいい汗を通り越し、バテ気
味で息が荒かった。
 捌き・崩し・極めの稽古では、手首の愁訴が取り切れていなく辛かった。犬歩きが支障なく出
来回復したと思ったのだが、小手返し、四方投げをされると痛くて暫く感覚がなくなった。怪我
をしていると稽古が特にきつい。
 武器、柔軟、サンドバックの稽古をしていつもより早めに上がった。

 6月26日(日)
 特別稽古に参加させて戴いた。道場に着くと、既にもえちゃん、ピーちゃんが武器の稽古をし
ていた。慌てて準備運動を終え、館長に稽古内容を御指導戴いた。
 鏡の前で、腰を落とし突き・蹴りの稽古。形を5回ずつ稽古。武器の稽古。サンドバッグで突
き・蹴りの稽古。鏡の前で接近戦を想定した突き・蹴りの稽古。
 今日は10時から1時頃までの稽古だった。

 6月24日(金)
 空手の稽古がしたくて疼いていた。火曜日は仕事で欠席したからかなりストレスが溜まってい
た。道場に到着すると、既に館長がみえていた。館長がいると準備運動にも気合いが入った。
今日はとても暑く、動くと直ぐ汗が出るから溜まらない。基本、移動、空乱を終えると、シャワー
を浴びたかのように髪の毛までびしょ濡れだった。
 捌き崩し極めの稽古では、インパクト手前の位置とはを教えて戴いた。館長に中段回し蹴り
を入れようとすると、寸分の誤差無くインパクト手前で弾かれた。はじき飛ばされるのと痛いの
で大変だったが、身を持って大切なことが解った。軸足の角度、蹴り足の膝の角度でインパク
トの位置を読むのだが難しい。もえちゃんと稽古したがあまり解らなかった。
 自由組手では、突きが来た時、蹴りが来た時の捌き崩しを課題とした。みんなも待っていた
のか中々捌きを入れる機会がなかった。
 自由組手が終わり空乱をやっていると、道場の前の道が騒がしかった。女性が叫んでいた
為、おかしいと思い窓を開けると、男ともみ合いになっていた。まずいと思い直ぐに道場を出
た。外に出たら館長が木刀を持ち、女性が息を切らしていた。ひったくりに遭ったらしいが、犯
人の若い男2人は館長を見るなり逃げていったようだ。
 考えてみると、本当は道場で空乱をやっていなければならなかった。しかし、緊急事態の時
はそれを最優先にする。もし外に飛び出していなかったら、見て見ぬふりをする最低の人間に
なる。優等生ずらして稽古しても意味がない。稽古中、勝手に道場の外に出て行ったことにつ
いて館長に怒られなかった。もし、知らん顔して稽古していたら人間として失格で、そちらの方
を怒っただろう。
 館長の強さ、判断力の良さは素晴らしい。人間的に大きい物がある。正しい人に付いていく
と、正しい判断力が身に付く。空手の稽古では、人間的な判断力をも身に付けていけることが
有り難いと思った。

 6月17日(金)
 聖士會館空手道大会が明日に迫り、最後の稽古に熱が籠もった。やるだけのことはやった
が、技が不安定なのが心配だ。
 昨年のことを思うと、一年間でかなり技が進化したと思う。しかし、基本的なことは同じだ。常
に中心力、中心軸を取ることだが、まだ稽古が足りない。
 今日はもえちゃんと武器の合わせをやった。極めだけ打合せをやり、後は自由に打ち合う。
呑み込みの早さ、器用さは凄い。
 三吉さんとの捌き崩し極めは、一通り内容を確認した。順番を考えていると、ふと次は何をや
るのか忘れてしまう。何とか覚え、本番に間に合わせることが出来た。
 明日は悔いの無いよう精一杯やりたい。

 6月14日(火)
 早く道場に着いた為、車の中で仮眠を取った。少しのはずが、ふと気が付けば7時20分にな
っていた。慌てて道場に入りバラコン運動をしたが、準備運動が出来なかった。
 基本、移動稽古、受け身を終え空手道大会の演武の稽古をした。相方の三吉さんがいなか
ったので、楠美さん、健司君に相手になって貰い稽古した。人が変わると同じことをやるのにも
難しい。決め事が本当に良いものか迷った。
 三吉さんがいないと道場も寂しいものだった。早くいつもの三吉さんが戻り、一緒に稽古した
いと思った。

 6月10日(金)
 準備運動、基本、移動、受け身をやってから演武の稽古をした。前回考えたものを、順番を
決め覚える稽古をした。今回の演武では、三吉さんと息がぴったり合わないとKOシーンになっ
てしまう。今日は順番を覚えるのが精一杯だったが、技の精度を高めなければ見られたもので
はない。時間がないので、必ず復習しなければいけない。
 昨日の夜、馬鹿食いしたのが原因で体が重かった。体調が良く、一杯食べられてもほどほど
にしなければいけない。歳を取ると一回の不摂生でも響いてくる。毎日の節制を心掛けなけれ
ばいけないと思った。

 6月7日(火)
 右膝に不安を持ちながら稽古した。先週の捌き崩しの稽古で床に打ち付け、更に野球でも地
面に膝を打ち付けた。動くのに支障はないが、当たると痛い。意識していないと、何度も打撲し
た箇所に当たり痛かった。
 いつもの稽古を早めに終え演武の稽古をした。三吉さんと突き、蹴りの捌き崩し極めを考え
ていたが、やっている内に自由組手でなかなか出来なかった捌き崩しを研究することが出来
た。今までの稽古を振り返って、かなりの技を教えて戴いたものだと思った。時間を忘れるくら
い没頭したが、一通り何をやるかを決めただけだった。此を覚え、技を確実にしなければいけ
ないから時間がない。妥協したくないから何回も練習し、本番を迎えたい。

 6月3日(金)
 道場には7時ぴったりに着き準備運動を始めた。今日はどういう訳か誰も居なく、曜日を間
違えたのかと心配になった。暫くして岡田さん、よしみ君が来て不安が無くなった。しかし、準備
運動をしていてもなかなか人が集まらず、よしみ君と2人で稽古を始めるしかないと思った。7
時25分にゆみさんが来られ、30分には3人で稽古を始めた。何時もと違い、寂しい始まりだ
った。
 基本をやる頃には徐々に人が集まり始めた。空乱が終わり休憩に入ったが、みんなバタバタ
準備運動をしていた。みんなしっかり目的意識を持って稽古していると感じた。
 いつもの稽古、武器を終え、空手道大会の演武を考える時間を戴いた。昨年は特別出場さ
せて戴き、一生懸命やったことが蘇った。今年も三吉さんと組み行うが、座って考えていても始
まらなかったので、技を出し合い考えていた。自由組手のイメージトレーニングも出来、技がこ
うきたらこう捌き崩すといろいろなことを試すことが出来た。
 今まで稽古してきたものを出し切れるよう、短時間で考え覚えなければいけない。余興のよう
に、失敗しても笑って済まされないから気合いを入れなければいけない。

 5月31日(火)
 日中も暑いが、道場も暑くなってきた。エアコンを掛けても涼しくない。今日は準備運動の段
階で額に汗をかいた。基本をやる頃にはポタポタ汗がしたたり落ちていた。あまりに汗をかくの
で、水分を抑えていかなければ体力が保たない。
 いつもの稽古では、楠美さんとペアを組み、抜き、小手投げ、捌き崩しを行った。小手投げは
相変わらずコツが掴めない。楠美さんも苦手なようで、どうして投げられ無いのかを研究した。
螺旋を描くこと、ハンマー投げのように投げることを意識したがイメージ通りにはいかなかっ
た。入り身投げは前回コツを掴んだと思ったら今日は思い通りに行かない。左は出来ても、右
が出来ず、違いを研究した。角度、体勢がイメージとどうも違う。此からも意識して研究しなけ
ればいけない。
 新しい稽古として、館長から突き・前蹴り・中段回し蹴りの捌きを御指導戴いた。今までと違う
ところは、直線で来る技に対し、螺旋を描きインパクト前で捌くと相手がはじき飛ばされること
だった。そうすると自然に相手の懐に飛び込めるようになる。捌いた人は何ともないが、攻撃を
した人は力が跳ね返されダメージが残る。館長に中段回し蹴りを入れたら、一瞬自分がどうな
っているのか解らず、気が付けば簡単に後ろを取られていた。かもさんと稽古したが、今日は
形を覚えるだけだった。
 自由組手は、相手の動きを読むことに集中した。捌いた後どう崩すかを考えたが、瞬間の判
断が出来なかった。館長に、今日は相手の懐に飛び込んでいたのが良かったと言われたのが
嬉しかった。意識していた訳ではないが、稽古の成果が自然に出ていたのが良かった。

 5月27日(金)
 館長が出張の為不在だった。しかし、稽古は何時も通りに始まり、受け身まで何時も通りに
行われた。今日はとても暑く、基本が終わる頃には髪の毛までびっしょり汗をかいていた。最
近食べ過ぎているので体が重いと感じた。
 今日はもえちゃんとペアを組み、全身骨格調整をした。かもさん、楠美さんに教えて戴きなが
ら行ったが、忘れていたことや間違って覚えていたことが多すぎた。コツを覚えるどころでなく、
こなしていくのが精一杯だった。頸椎調整は健司君と行った。瞬発力が要求されるが、恐る恐
るやるから上手くいかなかった。物覚えが悪い上に、復習を疎かにしていた為全く酷かったと
反省しっぱなしだった。
 小手投げ、捌き崩しの稽古でも思い通りに行かなく苦労した。かもさんとペアを組み行った
が、イメージと実際が全く違い難しい。館長がやるのを思い出し、真似をしようとしても上手くい
かない。とても難しく、かなり奥が深いと思った。僕の場合、何をやるにしてもまだまだ中途半
端だ。みんなと比べ、かなり落ち溢れてきたことを意識した。駄目な時は基本から見つめ直し、
一から出直さなければいけない。

 5月24日(火)
 旅行明けで体が重かった。だらけてはいないが、犬歩きがとてもきつく感じた。しかし、同じ条
件でもかもさんの動きは違った。準備運動をさっさと終わらせ、榊の水を替えていた。普段通り
の動きで、こちらが根を上げてしまうことが恥ずかしく思い我慢した。
 小手投げの稽古は欠席したツケが大きく、何をやるのかも解らない位酷かった。必死で投げ
を覚えようとしたが、コツを掴むのに苦労した。後半、ゆみさん、健司君とペアを組んだのだ
が、小手投げのコツを少し掴んだのが嬉しかった。
 稽古を休むと、どんどん取り残されていくから怖い。今日はそんな危機感で一杯だった。
 頑張ろう。

 5月20日(金)
 送別会、仕事で2回続けて稽古を欠席してしまった。そのツケは大きく、小手投げの稽古に
付いていけなかったり、体が動かなかったり大変だった。今日は我慢の日だと思い自分に言い
聞かせた。
 自由組手でも冴えなかった。気を張るが相手の動きが読めなかった。誘いを掛けるが思うよ
うにいかなかった。
 明日から聖士會館旅行の為、余興の演芸を考える時間を戴いた。三吉さん、笠原君と酔拳
をやるが、個性派揃いなのでいろいろな考えが浮かび面白かった。

 5月10日(火)
 仕事が長引いてしまった為、稽古には遅刻してしまった。遅刻して行くにはとても勇気が要
る。みんなとの稽古に遅れて参加する雰囲気が堪らなく嫌だ。道場に入ってからは焦りまくって
いた。
 小手返しの稽古から参加させて戴いた。前回の続きだが、どれも上手くできない。相手の崩
れる方向を意識することに集中した。かもさんとペアを組ませて戴いたが、上手くいったりいか
なかったりで、自分では違いが解らなかった。かもさんに技を掛けられるのと館長に掛けられ
るのとでは大きな違いがあった。館長に技を掛けられると踏ん張ることが出来ず立っていられ
ない。かもさんに掛けられると痛いが踏ん張れる。その違いを何回も研究したが、同じようには
いかない。中心力が崩れているのと、練りなどの基本が出来ていないことを御指導戴いた。館
長とは経験が違いすぎるから、少しでも近づけるよう稽古していきたい。

 5月6日(金)
 連休明けで日常生活でも気が緩んでいた。今日は稽古が有るのかな?と思ったくらい酷く呆
けていたが、取りあえず足だけは道場に向かっていた。
 7時前に道場に着き準備運動を始めた。特に犬歩きの後ろ歩きがきつかった。
 基本稽古は7時30分に始めることになっている。それにも関わらず、館長がみえた45分に
なっても始まっていなかった。黒帯の方達は責任を取らされ即正座、稽古はすぐに始められ
た。黒帯の方達だけに責任がある訳ではない。年長者の僕がもっと気を付けるべきだった。い
つもゆみさん、かもさんが号令を掛けてくれるので甘えていた。みんなの準備運動が中途半端
であろうが、決められた規則は守らなければならない。みんなに合わせるので無く、みんなが
時間に合わせ行動しなければならない。今日は申し訳ないことをしてしまったが、次回からは
気を配り注意したい。
 今日は神聖な伝達式の日だった。今日は稽古が有るのかな?なんて思った自分を恥じた。
緊張感も何もない、このいい加減な性格で失敗してきた。幸い5級の許しを戴いたが、自分の
行動が恥ずかしい。頑張るだけでなく、もっと成長していかなければいけない。館長の言葉で、
「基本をもっと追求していくこと。」がやたら身に染みた。曖昧な基本をやっていては駄目だ。
 今日の稽古は、抜き・小手返しの御指導を戴いた。相手に腕を掴まれた時の抜く方法は、今
まで稽古してきたものに宇宙の法則を取り入れた。これが宇宙の法則?と思えるほど簡単な
方法だが、実践したら簡単に掴まれた手が抜けた。宇宙の法則の理論は頭で考えても全く分
からない。
 掴まれていた手を抜くと同時に小手返しで相手を崩す。簡単に見えたが、手の持ち方、中心
力が出来ていないと技が決まらず力任せになる。全てが出来ていると全く力が要らず、なぜこ
んな簡単に人は倒れてしまうのだろうとなる。相手が崩れ、スパイラルを描き弾き飛んでいく。
宇宙の法則は神秘的で、その力は計り知れない。
 人差し指は、差す指だから中指より力が強い、此も宇宙の法則であろうか?有効だった。
 昇級したことについては、あまり実感が沸かないのが感想だ。基本が全く駄目で、満足でき
る物ではない。今は宇宙の法則を取り入れた稽古に没頭していることが楽しい。武道は生き方
でもあるので、人生を前向きに精進していきたい。

 4月26日(火)
 昇級審査が終わり気が抜けているかも知れない。そう思いたくないので、今日の稽古は絶対
休むことが出来ないと思った。
 体調の方は大分良い。神霊学研究会 特別講座で指、足の打撲は完治した。脇腹はあと少
しで完治だが、稽古するには支障なかった。
 サンドバックの稽古では、蹴る時脇が開くことを御指導戴いた。気を付けながら稽古していき
たい。這いの稽古を久しぶりにやったがきつかった。腕を高く上げると、手がぴくぴく痙攣して
きた。首、腰の負担が大きく疲れた。
 今日の道場はとても暑く、常に汗を掻いていた。もともと汗かきの方ではないが、運動すると
急激に出てくる。今日の反省は基礎体力を付けること、なるべく汗を掻かないよう水分摂取を
減らすこと。思うだけでなく、実行しなければいけない。

 4月22日(金)
 昇級審査の日。今日は午後から会社を休み、審査に遅刻しないよう心掛けた。
 今日は自分自身に勝つことを目標に掲げ、全力を出し切るよう審査に挑んだ。
 基本、移動稽古は前回のように上がることなく、平常心で臨めた。倒立歩行は21歩で、前回
の道場片道に及ばなかった。スクワット39回、拳立て26回?腹筋68秒は前回を上回った。
柔軟は前回と同じで、おでこだった。次回は最低でも今日の記録を保ち、少しでも進歩がある
よう頑張りたい。
 自由組手では、自分自身の気を発することにより、相手の動きを読むことを心掛けた。相手
の攻撃を捌き、そして崩し極めたいと思った。何も変わったことをやるのでなく、稽古でやって
きた成果が出れば良いと思った。
 組手を見て思ったのだが、若い健司君や三吉さんは疲れを知らない位体力がある。しかし、
僕には体力も力もないから相手より先に動くしかない。その稽古を積んできたが、まだ自分の
ものになっていない。力の前にねじ伏せられてしまう。此からも、稽古で常に意識して取り組ん
でいかなければならない。
 健司君が途中足をひねったが、どんな状況であろうと戦い抜かなければならない。足をやら
れたら突きだけで戦う術を身に付けなければならない。スポーツ感覚では、体調が悪いとか怪
我をしたから棄権しますとなるだろう。しかし、武道ではどんな状況においても戦わなければな
らない。それは常に実戦を想定しているからだ。体調不良や怪我は、日頃の心の隙に入り込
んでくる。日常生活でも気を引き締め、常に体調を万全にしておかなければいけない。
 健司君の頑張っている姿に目頭が熱くなり感動した。決して逃げることなく、相手に向かって
いく姿は壮絶だった。
 恥ずかしいことに、今回は怪我と風邪で調子は悪かった。肋骨の痛みは大分取れた。しか
し、自分の不注意で風邪を引いてしまった。食べ物の欲が心の隙を作ってしまったようだ。武
道を目指していく上で、如何に欲を断ち切るかが課題だ。ほんの少しという些細な油断も禁物
である。
 体調が悪い時や怪我をしている時の稽古はきつい。しかし、どんな状況に置かれても自分の
力を出し切らなければならない。僕の課題は一杯有る。先ずは基本をしっかり覚えること。宇
宙の秩序を研究し、理に適った動きが出来ること。年を取っても、小さな体でも頑張り続けたい
から強くなりたい。
 反省点ばかりだが、前向きに稽古していきたい。そして、修行の場所は道場だけに限らず、
日常生活も大切にしていきたい。

 4月19日(火)
 肋骨の痛みは消えず、準備運動の倒立歩行がろくに出来なかった。基本をやるが、肋骨、
背中に痛みが走った。金曜日には昇級審査が控えている。考えると憂鬱だった。
 稽古の途中、館長に背中を押して戴いたら呼吸が楽になった。治ってしまったかと思ったが、
捌き崩し極めの稽古をやったら痛かった。
 今日は、捌き崩し極めの展開を御指導戴いた。崩しとは、相手が受け身を取れない程転げ
回る、と言うことが身を持って分かった。四方投げで腕をロックし、肘を支点にスパイラルを描
く。館長に崩されるのを踏ん張ったとき、手首が折れてしまうのではないかと言う位痛かった。
膝から崩れ床で回っていたのだが、手首が痛いことしか気が回らなかった。反発すると力が跳
ね返り、痛みが増すことを実感したのだが半端ではなかった。基本を覚え、何年掛かるか分か
らないが覚えたい。
 金曜日に昇級審査だが、まだ緊張感はない。今思っていることは、今まで稽古してきた成果
が出れば良いと思う。今から焦って、特別何かをやろうとは思わない。自信は全く無く、組手へ
の恐怖心が強い。
 空手と言うのは心身を強くするのが目標で有り、その事を踏まえて精進して貰いたい。そし
て、武道空手で有る事を忘れないで居て貰いたい。
 僕の目標は、自分との戦いで有り、前向きに生きていく事。目の前の壁は、神様が与えてく
れた試練だと思う。心身共に強くなりたい思いを大切に、今ある力を出し切りたい。

 4月15日(金)
 道場は蒸し暑く、動くと汗が絶え間なく出る。水分を控えたつもりが、いつも以上に出た。稽
古をしていると、だんだん道着のズボンの紐が緩んできた。かなりお腹に水分が蓄積されてい
たのだろう。
 今日は左脇腹が痛く、力が出ない場面があった。三吉さんと捌き崩し極めの稽古をしたが、
力任せに投げると脇腹が痛く力が出ない。特に入り身投げは失敗ばかりしたが、相手の力を
利用する事が欠けていたと思う。更に中心力が無く、力を入れないと投らげれないのだと分か
った。相手の腕が太いとなかなか上手く取れず、失敗ばかりする。まだまだ稽古が足りないと
反省するばかりだった。
 平安1・2・3段の型は一通り覚えた。後は細かいところに気を配りたい。
 自由組手は体が動かなかった。攻撃すると脇腹にきたので、捌きにばかり気を取られた。後
ろにばかり下がってしまったので反省した。もっと出たがり足を使い、相手の懐に入らなければ
いけない。満身創痍ではないが、終わったらぐったりしてしまった。
 体調が悪かったり怪我をしていると稽古が楽しくない。動かない自分の体と向き合い、惨めな
思いをした。弱気の虫が走ったが、最後まで稽古できて良かった。

 4月12日(火)
 少々寝不足気味だったが体調は良かった。犬歩きは苦しむことが無く、淡々と行えた。
 基本・移動稽古では顔から汗がポタポタ床に落ちた。此から水分を少なくしていかなければ
ならない。
 基本・移動の後、型の稽古を行った。いよいよ審査が近づいてきたという実感が沸く。もえち
ゃん、ゆみりんさんに指導して戴きながらチェックした。平安3段の内受け下段払いが苦手だ。
館長にも御指導戴いたのだが、一つ一つの技は出来ても、内受け、下段払い両方やるとぎこ
ちない。普段の基本が出来ていなく、しっかり出来るよう気を付けて稽古したい。
 武器、捌き崩し極めの稽古の後、自由組手をやった。11時30分位から行ったが、11時を
越えてからの組手はきつい。思考能力が鈍っているので反応が遅い。まだ考えて組手をやっ
ているが、自然と体が動いて反応してくれれば良い。突きが来るのが分かったが、捌くのが精
一杯で前に出ることが出来なかった。今日は捌き崩しの稽古の成果が出なかった。

 4月8日(金)
 準備運動中、昇級審査のレポート提出締め切り日ということを聞いた。それを聞いた瞬間、
体から力が抜けた。恥ずかしい事だが、日曜日までと勝手に思い込んでいた。今日は稽古を
止め、家に帰りレポートを書こうと迄考えてしまった。下書きはほぼ出来上がっていたので、後
は清書するだけになっていたから間に合うと思った。しかし、馬鹿なことをしてはいけないと思
いとどまり、稽古を続けた。
 出来れば審査は受けたくない、昔の僕はそう思って逃げていた。しかし今は、目の前の試練
から逃げてはいけない、結果はどうあれ前向きに進まなければ進歩はないと考えている。
 話にならない自分のアホさ加減に落胆したが、審査を受けられるよう一から出直そうと考え
た。
 稽古の途中、館長にご相談させて戴いた。今回だけという条件で許しを戴き、明日までに提
出する約束をさせて戴いた。一度は諦めていたが、頑張るぞという希望が見えた。
 捌き崩し極めの稽古の後、平安3段を御指導戴いた。型の意味を教えて戴きながら、一通り
覚えることが出来た。後は何回も稽古し、自分のものにするだけだ。手を抜いてはいけない。

 4月5日(火)
 研究発表会の後の為か、いつもよりやる気満々で稽古に向かった。基本・移動稽古は兵道
さんが発表されたことを意識して、足の母子に力を入れ中心軸を取ることに心掛けた。
 受け身、捌き崩し極めの稽古は大分慣れてきた。技術的にはまだまだだが、形を覚えてきた
感じだ。しかし、間違って覚えていることが多い。四方投げの足運びが自己流になっていた。館
長に御指導戴き初めて解ったのだが、技を見て出来るように成らなければいけない。そして、
覚えた技が実戦で使えるよう稽古していかなければならない。まだまだ全然駄目だ。
 サンドバックの稽古では、上段回し蹴りの御指導があった。突き刺さるようなイメージで蹴り
を入れなければいけない。武器の稽古は中心軸を正すと御指導があった。捌き崩しは中心軸
を正していないと技にならない。途中、護身術の稽古があったが面白かった、六尺棒の使い方
は、先を相手の顔面に向ける、足を狙うなど実践的な講義だった。相手がナイフを持っている
時、上着を使ってナイフを落とす。実際僕がトンファをナイフに見立て、館長に実践して戴い
た。上着は想像以上の威力がありビックリした。身の回りの物を武器にしてしまうのが面白い。
又、ナイフ、小石の投げ方を見せて戴いたが、素早い動作、正確さ、破壊力全てを備えている
投げ方だった。
 今日は稽古生が少なく寂しかったが、普段教えて戴かないことを教えて戴き面白かった。武
術とは、全ての生活に密着していて奥深いと思った。

 4月1日(金)
 水分を控えていたら、頭痛が無くなってきた。倒立歩行をしても頭痛が苦にならなくなった。
 受け身は相変わらず苦手で、右肘、左右の腰を打つ傾向にある。又今日も同じ箇所を打っ
た。
 捌き崩し極めの稽古をゆみりんさん、三吉さんと行った。中段前蹴りを鳩尾に狙っていたの
だが、気を抜くと狙いがかなりずれてしまった。ゆみりんさんの鳩尾を狙ったのだが、顔の近く
までずれた。基本が出来ていないのと、気の緩みだと思う。入り身投げ、中段前蹴り、下段回
し蹴りの捌き崩しを再度館長に御指導戴いた。足の上げ方、手の向きなど細かい御指導を戴
いたら今までの謎が解決出来た。捌いても痛みが大分緩和された。しかし、三吉さんの中段前
蹴り、下段回し蹴り、中段回し蹴りは重かった。僕の受けが悪かった為、お互い痛い思いをし
た。
 今日の自由組手ではかなりバテていた。しかし、バテても戦えなければいけない。いつも良い
体調ばかりだとは限らないから、その時々で最高の状態を作らなければいけない。僕の場合、
スポーツ的な動きになっているのだろう。バテているとリズムが出ない。相手の動きの読みも
鈍った。今日は全く余裕が無くがむしゃらだった。捌き崩しを実戦で取り入れる事が出来なか
ったのが残念だ。
 今日は、両腕打撲とトンファで木刀を受ける稽古で指を打撲した。特に右腕の打撲が酷く、
拳が握れない位握力が無くなった。館長に首を入れて戴いたらにぎにぎ出来るようになったか
ら不思議だった。稽古中オイルを塗り、家に帰ってから聖士會館湿布をした。

 3月29日(火)
 久しぶりに道場には一番乗りした。いつもはかもさんか大林君のどちらかがみえるから2番
乗りが多い。一人なのと暖房が効いていないのとで滅茶苦茶寒かった。
 基本・移動稽古で汗を一杯かいた。一心不乱に稽古に打ち込めることが最高に気持ちい
い。
 捌き崩し極めの復習を大久保君と行った。相手が違うと最初は戸惑う。稽古で出来ても自由
組手では捌けないから体に染み込ませなければいけない。稽古では感覚を掴んだつもりにな
れたが、自由組手では駄目だった。突きや蹴りは捌くのが精一杯で、崩しに持って行ける体勢
が取れなかった。もっともっと稽古が必要だ。
 医術の実技ではもえちゃんとペアを組んだ。受け身で痛めたところに当たると悲鳴を上げて
しまった。とても気持ち良く治療して戴き、腰は快調になった。調整を練習してきたつもりが、あ
やふやに覚えていた。ゆみりんさんに御指導戴きコツを頭に入れた。また家で復習しなければ
いけない。もえちゃんの足の長さが調整する前からピタッと揃っていたのにはびっくりした。普
段からバランス感覚が良いのだろう。

 3月25日(金)
 準備運動の犬歩き、同側同調歩き、倒立歩行でその日の体調が解る。体調は、倒立歩行し
ても頭が痛く成らず良くなってきた。前回よりも体が軽かった。
 基本・受け身を終え、捌き崩しを行った。ぴーちゃんと組み、今までのお復習いをした。前傾
の姿勢を保つこと、肘を締めることに気を付けた。一通りの技を10本ずつ続けて行ったが疲
れた。ぴーちゃんはとても上手く、投げる時の中心軸が崩れない印象を持った。投げられると
床で回転する。僕は未だ中心軸が崩れているので直したい。
 今日も汗を一杯かきストレスを発散した。もやもやが吹っ飛び気分が爽やかになった。

 3月22日(火)
 準備運動から体が重かった。頭の上の辺りが痛く、まだ陰性体質が治らない。
 捌き崩し極めの稽古では、下段回し蹴り、中段回し蹴りが加わった。相手を無力化し、一気
に相手を崩すのだが、タイミングとスピードが要求され難しい。館長に下段回し蹴りを入れた瞬
間、軸足に痛みを感じたと思ったら足をすくわれお尻が床に着いていた。一瞬の出来事で何が
何だか解らなかったが、ふわっと宙に舞った感じだった。実際試してみるが、タイミングが合っ
た時だけ相手が崩れた。中段回し蹴りも難しく、蹴りのトップ一歩手前を弾き、自分の中心力
を保ちながら踏み込んでいく。相手が中心力を失っている時に足を蹴ったり、崩すのだがタイミ
ングを合わすのが難しかった。スピードが足りないのだろう。
 自由組手は捌き崩しを試したく、相手の攻撃を読んだ。チャンスが来るものの上手くいかな
い。力に押されると後ろに下がってしまい、前に出る体勢が取れなかった。腕を取るが、相手
の腕力に負け四方投げにまで持って行けなかったなどいろいろ課題が残る。
 今日思ったのだが、一つでも良いから自分の得意とする捌き技を持ちたい。狙っていても実
戦では難しい。何回でも挑戦し、自分のものにしたい。

 3月19日(金)
 補強運動の倒立歩行をしたら頭痛が酷く、少し吐き気がした。かもさんに治療して戴くと背中
がぱんぱんに張っているとのことだった。しゃがんだり、下を向くと頭痛がして苦しかった。組手
の前に館長に治療して戴き、水分の摂りすぎが原因だと解った。組手をやると汗が噴き出て気
持ち良かったが、集中力に欠けた。健司君の速い跳び蹴りが当たらないだろうと見切ったら、
もろに口に当たった痛かった。うかつだった。
 中段前蹴りの捌きを4種類御指導戴いた。捌いた後すぐに崩しに持って行けるが、素早い前
蹴りなので予知していないと出来ない。
 今回から医術の実技が始まった。楠美さんとペアを組ませて戴き、立ち方からいろいろご指
導戴いた。無理な姿勢を取っていたので腰が痛くなった。一つ一つの調整には意味がありとて
も難しかった。
 稽古が終わったのが1時を回っていた。あっという間に時間が過ぎていたが疲れた。

 3月15日(火)
 仕事の方が一段落し、やっと稽古が出来る状態になった。稽古を休む時、自分がさぼってい
るのではないかという思いに駆られ、仕事をしていても気になった。稽古を休むのは精神的に
きつい物がある。だから今日はそういう思いにならなく、稽古が出来て良かった。
 足の小指の怪我は大分良くなり、基本、移動稽古では支障がなかった。サンドバックを蹴る
時多少痛みを感じるが、かなり回復した。日曜日、野球で怪我をしなければもっと回復してい
ただろう。
 自由組手では相手の動きに注意した。膝の動きで相手がどのような技を出してくるかを見切
るようにした。捌き・崩しの稽古で交わし方が身に付いてきたが、崩しにまで持って行けない。
腕を掴むチャンスがあったが、倒すまでの持って行き方が解らなかった。今後の課題は、手を
掴んだ時、相手の膝を崩すまでどうもって行くかを研究しなければいけない。
 11時を回った頃だろうか、武器の稽古をした後、サンドバック、空乱をした。どれだけの時間
サンドバックを蹴っていたか解らないが疲れた。空乱をやるときにはへろへろで、蹴る足に力
が入らなかった。足の裏が痛いのと、全身力が入らないことだけ解ったが、意識がもうろうとし
ていた。久しぶりの5時間稽古に満足したが疲れた。

 3月11日(金)
 久しぶりに稽古に参加させて戴いた。さぼってしまったツケは大きく、体に切れがなかった。
倒立歩行をしたら頭の先が痛くなった。超陰性体質になっている。
 稽古は時間を決められスピーディーに行われた。時間が経つのも早く、気が付けばあっとい
う間に10時になっていた。
 今日は稽古が早めに終わった。いつもの5時間稽古に慣れてしまったのか、何か物足りなさ
を感じた。久しぶりだったので、汗をかくことが心地よかった。

 3月1日(火)
 館長、理事長、黒帯のゆみりんさん、かもさんが不在の中稽古が始まった。だらだらした稽
古をしたく無く、年長者の僕がみんなに声を掛けた。いつもの時間通りに礼から始まり、基本を
始めた。もえちゃんを始め少年部のみんなも自覚が出てきた。受け身、捌き崩しのいつものメ
ニューを時間を決めて行った。
 武器の稽古中館長がみえ、トンファの御指導を戴いた。中段受けの形を御指導戴いたのだ
が、変なところに力が入り形にならなかった。鏡を見ながら確認するが、どうもしっくりこない。
 今日は、怪我をした時の治療方を御指導戴いた。最近あちこち怪我ばかりしているので、痛
い箇所には困らなく、実技でいろいろな箇所を治療して戴いた。XYZで痛くない方向を見つけ、
他者に協力して貰う方法だが、瞬時に悪い箇所が良くなるのを確認した。左の手首が痛かっ
たが、治療して戴くと力が入るようになった。最悪の右足の小指は、XYZの方法で触れても痛く
なくなった。痛い箇所の上のポイントを押さえる治療では、指の感覚が戻ってきた。更に、館長
に神頼みをして戴くと痛みが激減し、サンドバックが蹴られる気がしたので試した。痛みこそ有
ったが蹴られた。此には本当にびっくりで、奇跡としか言いようがなかった。
 生きる為の術として、陰性の植物には殺菌効果があり、その見分け方も御指導戴いた。
 今日の稽古は何時もと全く違ったが、武道家としての心構えがみえ貴重な体験をした。怪我
の具合がかなり良くなり、気分が晴れやかになった。

 2月25日(金)
 今日の稽古は人が多く活気があった。みんな、館長やみどりちゃんの日記を見て活性化され
たようだ。僕も気合いが入った。
 やる気はあったが足の怪我には泣かされた。足を付いた時の衝撃、触れられると激痛が走
る。こんな時に情けないと思った。組手を遣る前から弱腰だった。右足が出せない、蹴られた
らどうなってしまうだろうと不安だった。いざ組手が始まると、やはり右足をかばった。集中した
のは、絶対右足に蹴りを貰わないことだった。しかし、避けたはずが当たってしまった時にはど
うかなりそうだった。今日は左足に沢山蹴りを貰った。しかし、右足の痛さ程ではなかったので
我慢出来た。健司君が転けたところを一本取りに行った。すると、床に寝ていたはずが蹴りが
飛んできて首に入ってしまった。完全に無防備だったのでもろに入り、電撃が走った。いかなる
時も油断してはいけない。
 今遣らなければならないことは、怪我を早く治すこと。そして怪我をしないよう隙を無くすこと。
武道は如何なる時でも戦える状況を作っておかなければならない。待ったなしだ。
 稽古後、首に蹴りが入ったので三吉さんに首を、足の指はゆみりんさんに治療して戴いた。
有難う御座いました。

 2月22日(火)
 館長やみんなが秋田へ出張の為、いつもより人が少なく寂しかった。基本の時は6人で始め
た。
 足の小指の具合が悪く力が入らない。右足1本で立つ、左下段回し蹴りなどはよたってい
た。何かの拍子で小指に揺れると激痛が走った。よろよろしながら必死で空乱まで終えた。
 受け身では、痛いところをどうしてもかばってしまい、腕、足を打ち付けた。受け身を遣る時
はとても恐怖心に駆られる。床への打ち付け方も前よりましになってきた。でも、肩、腰にダメ
ージが残る。
 捌き・崩し・極めは今までの復習をした。稽古したことを思い出しながら取り込んだ。構えの
足、投げる時の脇の締めに気を付けた。
 9時を過ぎると、ゆみりんさんと楠美さんの3人になった。2人共断食をしているとのことで、
食べ物が頭をよぎるとのことだった。食べたい物を食べて怪我してしまったことが恥ずかしかっ
た。心・技・体の大事な心を強くしなければならない。

 2月18日(金)
 食生活が乱れていたので、体力、気力とも萎えていた。稽古中、昨日カップラーメンを食べた
ことを後悔していた。
 捌き・崩し・極めは、新たな展開になってきた。今日はあや手・添え手を御指導戴いた。相手
の突きを掴むのに必死だったが、相手の膝の折れを確認しなければいけない。相手の手をあ
や手で掴むのが難しく、7割位の成功率だった。館長に手の持ち方・力を入れる箇所・持つま
での滑らせるように持って行くコツなど、細かく御指導戴いた。御指導は崩しまで発展し、あや
手で崩し四方投げまで持って行く稽古をした。投げの時の注意点として、必ず脇を締めること。
木刀を振り下ろす時の感じだという。武器の稽古を疎かにしている訳ではないが、基本に忠実
に大事なポイントを抑えて稽古しなければいけない。脇が甘いのは、乳製品、動物性タンパク
質のせいだという食事の御指導も戴いた。
 僕が館長に崩され大の字に寝たところを、館長が正座して僕の右腕を掴んだ。「腕を抜いて
みろ。」と言われ必死で抜こうとした。しかし、どんなことを遣ろうが全く抜けない。正しい姿勢で
正座しているからとのことだが、遣られている方はなんて凄い力だろうと思った。僕は実験台だ
ったからその時の館長の様子はあまり分からなかったが、凄い力で手を押さえつけられた感じ
だった。
 自由組手では、又怪我をしてしまった。今度は右足の小指で、倒れた時飛び上がる思いだっ
た。少しの気の緩みが怪我に繋がる。食生活・生活態度の乱れが起こしたものだった。館長に
相談すると、「魚を食べたな。普段食べないものを食べると思いも寄らない怪我をする。食べる
時はオフシーズンに食べること。」と御指導戴いた。確かに、火曜日の稽古が終わった後マグ
ロの刺身を食べた。それから日常生活が冴えないでいた。館長には全てお見通しだった。
 空手の稽古が終わった後、一番開放的になるので気を付けたい。

 2月15日(火)
 受け身の稽古が苦手で、腕、腰がまだ痛い。特に左側に集中しているから、左が弱いのだろ
う。突き指、爪などの小さな怪我も左手だから、左が弱くバランスが取れていないのだろう。
今日の受け身の稽古でも、痛めている左の腰を何回も床に打ち付けた。痛いのは嫌だから早
く上手くならなければならない。
 捌き、崩し、極めの稽古は今までの復習をした。今日は体が大きく、リーチが長く、関節の柔
らかい健司君が相手だったので全く思った通り極められなかった。首投げを館長に御指導戴
いた。館長は簡単だというが、大きい人相手には難しい。三吉さんにも試してみたが出来な
い。相手の膝の崩れ、体の流れを研究したが思うようにいかなかった。
 自由組手は、無心に捌き、相手を崩すことを心掛けた。しかし、無心になると何にも出来ず、
結局頭を使って相手の技を引き出すことを考えた。未だ捌くのが精一杯で進歩が無い。崩しま
で持って行きたいのだが、組手になるとイメージ通りにいかない。
 稽古は真剣に出来たが、自分の進歩が見当たらない。基本が出来ていないから全てが駄目
になっているのか?基本を見つめ直したいと思った。

 2月8日(火)
 風邪は大分良くなり、稽古するには支障なかった。準備運動、基本を遣ったがいつも通りに
出来た。
 受け身は相変わらず下手で、肩、腰、腕、足を床に打ち付けた。特に今日は腰を強烈に打ち
付けてしまった。油断した訳ではなく、思いっきりやっての結果だった。回転する時、もっと体を
丸め込まなければいけないが、解っていても思うようにならない。
 捌き、崩しの稽古の後、自由組手が行われた。相手の動きを読み、自分の中心軸を崩さな
いよう心掛けた。しかし、三吉さん、健司君のような背が高く力のある相手には、思うように行
かない。防御することに気がいき、自然と中心軸が崩れているのが解った。相手の先を読むこ
とが出来ても、そこから先が出来ない。気のない攻撃をすると、相手に読まれ蹴りや突きが飛
んできた。未だ満足な組手が出来ない。頭で考えるのでなく、相手の気を読み、自然に技が出
せるようになりたい。
 組手で左手の親指を突き指してしまった。館長に治療して戴いたが、左仙ちょう関節と連動し
ていて、そこは受け身で床に打ち付けて痛いところだった。自分の弱いところでもあり、だから
連動している親指を突き指したとのことだった。
 組手の後、三吉さんと技の写真を撮り合った。短い時間だったが、とても楽しかった。

 2月6日(日)
 朝の6時から東赤沢の海岸で寒中稽古をした。会場には、大久保君、大林君と一緒に行っ
た。現地に着くと、楠美明男さん、赤川さんご夫婦が先に見えた。トラックから荷物を海岸まで
運んだのだが、辺りはまだ暗く、坂道を下っていくと三日月が綺麗に見えた。ブロック、鉄板等
を運んだが、稽古の一環と思える位辛かった。みんなで荷物を運びだし、稽古を始めようとし
た時、真っ赤な太陽が昇り始めた。とても綺麗で、参加された皆さんも見入っていた。太陽は、
餅を焼いた時膨らんだような形で不思議だった。
 稽古は、岸にある消波ブロックまで汐が満ちていた為、道路とブロックの間で行われた。足下が
砂浜であることと、傾斜になっていることでバランスを取りにくかった。基本、移動、型、武器の
稽古を終え、海岸をランニングした。昔は走ることには抵抗がなかったが、今では年のせい
か、みんなに遅れてしまう。自分のペースを崩さないように走った。
 ランニングの後、海に入って写真を撮った。三吉さんは一番元気が良く、真っ先に入っていっ
た。見ているだけでも冷たそうだったが、大久保君、ゆみりんさんと立て続けに入っていったの
で僕も入らざるを得ない心境になった。海は冷たく、暫くすると足が痛くなった。上段前蹴り、上
段回し蹴り、武器の写真を撮った。海から出ても足は冷たく、我慢するのが大変だった。
 海での麒麟会は最高に素晴らしかった。館長の横で、鉄板を囲いながらてっちゃんを腹一杯
食べた。大自然に囲まれ、せこせこした現実を忘れ心が解放した。
 聖士會館の行事は、ご父兄の方や参加者の皆さんが協力して盛り立ててくれる。皆さんには
とても温かくして戴き感謝します。有難う御座いました。

 2月4日(金)
 情けないが風邪を引き、体調が最悪だった。鼻が詰まり、喉が変で熱っぽかった。稽古する
体調ではなかったが、なぜか行かなければならないと思った。稽古して汗をかくことにより、風
邪が治るのではないかと、それに掛けた。
 準備運動の犬歩きでは頭痛(前の方)がした。息はぜいぜいして乱れた。足に踏ん張りが効
かず苦しかった。
 基本稽古は動きに付いていけなかった。声を出そうとするがむせてしまう。いつもなら汗が出
てくるが、少ししか出てこない。動きが怠慢に成っていただろう。移動稽古でようやく汗が出た。
頭が冴えてきたが、目はいつもよりかすんで見えた。空乱は体に切れがなかった。
 休憩時間、三吉さんに調整して戴いたら頭痛が和らぎ、首の辺りが温かくなった。
 受け身では、腰、腕、頭などを床に打ち付けてしまった。
 捌き崩しの稽古から体調が良くなり、大久保君と今までの復習をした。
 自由組手はきつかった。動くとすぐ息が上がってしまう。しかし、対戦しているとそんなことは
言っていられない。必死で相手の動きを見て、攻撃を捌いた。相手の攻撃に一瞬遅れることが
あり、突き、蹴りを貰った。
 武道はスポーツと違って体調は関係ない。何時でも動ける体調にしておかなければいけな
い。今回自分の不注意で風邪を引いてしまったが、動けないのは言い訳に過ぎない。稽古して
いる時はとても弱気だった。全ての稽古が終わった時、ほっとした。何とか体が持ってくれ良か
った。

 2月1日(火)
 この冬一番の寒さで、道場は寒いを通り越し、とても冷たかった。しかし、人が集まるに連れ
温かくなっていった。今日はいつもより張り切っていた。四方投げ、武器が少しでも上手く成り
たい思いだった。
 基本、移動、空乱を終え、自由組手を行った。如何に相手の動きを見極められるか、捌ける
かに神経を集中させた。三吉さんに中段前蹴りをした時、両足が持ち上がり、頭が天井付近ま
で上がった。見ている人は曲芸を遣っているのかと間違える位、体が上がっただろう。先に出
した左足を取られたのが解らなく、すぐに右足の前蹴りを出した為だがびっくりした。
 今日の組手で、指の爪が剥がれてしまった。爪がちょっと長いかなとは気にしていたが、後
の祭りだった。爪は何時も短く切っておかなければ怪我をする。
 四方投げの稽古は、基本の復習をした。何回もやっているが、まだ大きい人相手には効か
ない。時間を多く取って戴き、なぜ決まらないかを研究することが出来た。中途半端、中心軸
の狂いなどの指摘を受けた。
 腕を掴まれた時の抜きの研究はとても面白かった。腕を掴まれても必ず抜くことが出来る事
を研究した。館長の腕をぎゅうぎゅうに握り、あれこれ持ち方、立つ位置を変え試した。しかし、
どんなことをしても必ず簡単に外されてしまう。そして今日は、抜き、崩し、決めまでもって行くこ
とを習った。掴まれた手を外すだけでなく、相手が腕を掴んでいる事を利用し、崩して決めまで
持って行く。館長は全て自然にこなしていくが、見ていて覚えられるものではない。体で覚えな
ければ解らないが、コツを掴むのに苦労した。

 1月28日(金)
 最近の稽古は、時間を区切ってこなしていくから付いていくのに必死だ。特に受け身は10分
しか時間が無いので、痛くても次々に遣らなければ付いていけない。痛くなければ何ともないの
だが・・・まだへたくそで肩・腰・足のいずれかを床に叩き付けている。
 今年になって初めて自由組手を遣った。今の課題は、相手の攻撃を見極められるように注
意している。そしてやまを張った攻撃が来たら捌き崩すこと。まだ相手の攻撃が何処に来るか
全く解らない。今日は久しぶりだったので無我夢中だった。
 四方投げの復習をしたが、まだ完璧ではない。頭では解っているつもりが身に付いていな
い。研究していると段々骨が掴めてきた。
 武器の稽古では、木刀を振っている時、頭が上下することを指摘された。自分では注意して
いたつもりだが、もっと気を付けなければならない。基本をしっかり身に付けることが大切だ。
 7時から12時を越える長時間の稽古だが、中身はスピーディーだ。あれもこれもこなしてい
かなければならないから時間が経つのが早い。今日は体が重かったが、充実して出来た。

 1月25日(火)
 前回の稽古は仕事で参加出来なかった。空手の稽古は普段の日常生活に活を入れてくれ
る。最近仕事三昧の日々が続くが、稽古することにより新鮮な気持ちになる。体が疲れていて
も休まなくて良かった。
 ゆみりんさん、かもさんは黒帯の自覚か、自分のことだけでなく、みんなを引っ張って稽古し
ている。頼もしさを感じた。先輩のもえちゃんは、自分の間違った箇所を指摘してくれた。自分
では解らなかったので有り難い。
 四方投げの稽古は難度が上がってきた。しかし、大切なことは基本を忘れないことだ。大き
い相手、小さい相手に関わらず、まず自分の中心軸が取れていることが大切だと解った。身
長、手の長さにより自分の中心軸が崩れてはいけない。
 疑問を館長にぶつけてみた。館長の両手を僕と三吉さんでがっちり握り、それをどう外すか
だ。館長が歩き出すとあれよあれよという間にがっちり握っていたはずの手が外されてしまう。
館長の手を真剣にぎゅうぎゅうに握っていたはずなのに、不思議で堪らない。このような稽古
は面白いからすぐ時間が経ってしまう。今日も12時を越えていた。

 1月18日(火)
 稽古前から体調が悪かった。犬歩きの後ろを遣っていたら目が回るかと思った位ふらふらし
た。今日は体調が悪かったが、稽古を休もうとは思わなかった。普段、いつも体調が良いとは
限らない、悪い時もあるのだ。自己管理が出来ないのが悪い訳で、その罰だと思う。休憩時間
に三吉さん、かもさんに治療して戴いたら大分楽になり、思いっきり稽古が出来た。
 捌き崩しの稽古は腕を取った時の基本が出来るかを確認した。それが出来ないといろいろ
な応用が出来ない。コツが解ったり解らなくなったりの繰り返しだが、遣る毎に次第に解ってく
る。いろいろな研究をしてやっと解ってくるが、まだ完全には自分のものにならない。館長が四
方投げをする時の動きを見ていたが、あまりにも自然で簡単に遣るのでそのイメージを頭に焼
き付けた。館長になりきって技を試みるが、やはり基本が出来ていないと只の真似事に過ぎな
い。
 相手に入り込む時の足の角度の研究は面白かった。90度だと相手は倒れないが、100度
にすると簡単に倒れる実験は不思議で堪らなかった。相手が倒れる角度が有り、それを自然
と身に付けることが課題だ。
 みんなで研究していると次々問題が出て来て、それに取り組むとあっという間に時間が過ぎ
てしまった。

 1月14日(金)
 今日から新しい胴衣、帯を締めて稽古した。新鮮な気分で気持ち良い。ゆみりんさん、かもさ
んの黒帯姿は格好良かった。表情が引き締まり凛々しかった。楠美さんの青はとても鮮やか
で綺麗だった。
 基本・移動稽古を模範として前に出て遣らせて戴いた。移動稽古では順番を間違えたり、技
の名前を忘れたりしたが、先輩のもえちゃん、岡田兄弟に助けられ無事終えることが出来た。
無の心境だったが、頭の中身まで空っぽではいけない。
 四方投げの稽古ではゆみりんさんと組ませて戴いた。7つの形は覚えたが、コツが掴めてな
かった。途中健司君が加わり一緒に稽古した。ゆみりんさんは投げられても健司君は難しい。
館長に投げられない原因を御指導戴きながら取り組んだ。技を掛けようとしたが効かない場
合、常に次の動作に入ればいいだけだという。相手の動きを読みながら、常に倒れる方向を
体で覚えなければならない。
 今日初めて相手の手の持ち方のコツが解った。一つ覚えるといろいろ他に応用が出来る。
健司君に効いたので本物だと思う。今まで時間を掛けて稽古してきたが、なぜこんな事が解ら
なかったかと言う位単純なことだった。今日一つ自信を付けたがとても嬉しかった。
 武器の稽古も本格的になってきた。木刀、ヌンチャク、棒、トンファの稽古をしたが難しい。木
刀を初めて振ったが、知らず知らずの内にバットの持ち方になっていた。棒ではいつの間にか
ビリヤードの突き方になっていた。もえちゃんのように、武器が出来ると格好いい。今は只憧れ
てしまうだけだが、稽古して上手くなりたい。

 1月11日(火)
 何か解らないが、新しい気分で稽古に望めた。四方投げの稽古が面白いのと、その技を取
得したい思いだろう。
 基本、移動、空乱を終え四方投げの稽古に入った。今日はぴーちゃんと組み稽古した。ぴー
ちゃんが僕を投げられないのを研究していたらとても勉強になった。上げた腕を一気に下に落
降ろしすと膝から落ちていく。そうなるまで何回も稽古した。今日印象深かったのは、中心軸を
取るのに自分の膝・肘・顎が一直線に成るようにすることだった。確かにそうすることにより力
任せに成らず、思ったより相手が吹っ飛ぶ。ぴーちゃんで自信を付け健司君に試した。しか
し、上手くいかず投げられなかった。
 今日は前回に稽古した4種類の技に3種類が加わった。御助君と組み新しい四方投げを研
究したが上手くいかなかった。時間を掛けなぜ決まらないのだろうか考えるが解らない。館長
が技を掛けるといとも簡単に相手が崩れていく。自分が遣っていることと違いがないように見え
るが、全く違うらしい。いろいろな人で試し、誰でも投げられるようにしたい。投げられればとて
も楽しいだろうが、今は頭の中が混乱している。

 1月7日(金)
 今年の稽古始めだった。礼儀作法から入り、武道を精進させて戴く意味を噛みしめた。神様
の下、稽古させて戴くことに感謝し、神聖な気分になってから稽古が始まった。
 運動不足で体がうずうずしていたので汗が出ると心地よかった。体はきつかったが、稽古を
する喜びの方が大きかった。
 9時から伝達式が行われた。やはり此処でも礼儀作法から入るのだが、見ている側からも礼
儀作法がしっかりしていると気持ち良い。真の武道精神とは何かを考えさせられた。今回恐れ
多い事ながら6級に昇級することが出来た。自分はまだその資格が無いのは十分自覚してい
る。此からの稽古で見合った力を付けていきたい。昇級出来たことに対しては恐れ多いが、許
状を戴けたことが嬉しかった。近頃合格証を戴いたことが無かった為とても嬉しかった。
 昨年に続き四方投げの稽古をした。頭では解っているつもりが実際遣ろうとしても難しい。特
に今日の相手がリーチが長く、関節が柔らかく、力がある健司君だったので技が決まらなかっ
た。相手の動く流れを止めないこと、自分の中心力を崩さないことに重点を置いたがコツが掴
めなかった。
 今稽古している四方投げは僕にとってとても重要なものだ。此を会得しない限り僕の武道は
成り立たない。時間が掛かっても諦めず自分のものにしたい。

 12月24日(金)
 今日が道場の稽古納めだった。遅刻した為準備運動が出来なかった。館長が前に出て基本
が始まった。しっかり基本を目に焼き付けようとするが、あまりの早さに付いていくのが精一杯
だった。無駄を無くせばあのような動きが出来ると再確認した。全ては基本で成り立っている。
基本の意味を追求し、疎かにしてはならない。
 基本、移動稽古、空乱を終えみんなで輪になった。そして、今年の反省と来年の抱負を一人
ずつ発表した。僕にとってこの1年は予期せぬ事だった。また空手を始めてしまうということに
だ。寒中稽古、昇級審査、空手道大会、夏期合宿に特別参加させて戴いた。みんなと稽古して
いく内に稽古生に成りたいと思ったのは空手道大会を終え、夏期合宿に向けて稽古している
頃だった。只稽古に参加するのと稽古生に成ってとでは意識が全く違う。甘えが出来ないと言
うところが大きい。自分自身の甘えを無くす為、入門することを選んだ。夏期合宿を終え入門
が許可されたが、自分の中で何か変わったかというと、別に特別なものは無かった。夏期合宿
に向け稽古していた頃から稽古生と同じ扱いをして戴き、僕もその気になっていた。ただ、入
門を拒否されてしまうことが怖かった。全てを失ってしまうと思ったからだ。だが、夏期合宿をけ
じめとして館長に再入門を申し入れた。いいよ、と簡単な言葉だったがとても有り難かった。そ
の時の感動は今も忘れない。稽古生のみんなにも良かったねと喜んで戴いたことも忘れない。
それから今日までがむしゃらにやってきた。呑気に遊んでいる連中と、僕の人生は違うのだと
自分に鞭を打った。この気持ちを何時までも持ち続けたい。
 来年はまず、基本が出来ること。そしてその意味を研究していきたい。只稽古するのでなく、
目的意識を持ち、一つ一つを大切にしていきたい。稽古以外でも、聖士會館の道場生としての
誇りを持ち、心を鍛えていきたい。今年1年も館長を始め、皆さんにはいろいろ励まされてき
た。感謝の気持ちで一杯だ。有難う御座いました。来年も地味ながら頑張ります!

 12月21日(火)
 昇級審査という目標が終わり、少し気が抜けている。以前の僕なら偶には休んで良いだろう
と甘いことを考えただろう。しかし此が一番いけない。心に隙を作ってしまうことにより堕落が始
まる。今はこういう気が抜けていると思った時程絶対さぼってはいけないと考えるようになっ
た。いつまでもこの気持ちを持ち続けたい。
 今日の稽古は、受け身を遣った。前方に倒れる受け身ではいきなり顎を床に打ち付けてしま
った。みんなも恐る恐るやっていたが、館長の厳しい檄が飛び遣らざるを得ない雰囲気になっ
た。前方への回転しての受け身では肩を打つ、腰も打つ、膝もと滅茶苦茶痛かった。隣では三
吉さんと大久保君が勢いよくやっているのを横目に僕も頑張らざるをえなかった。しかし、勢い
を付けると滅茶苦茶痛かった。まともに出来る受け身は一つも無かった。どうしていきなり硬い
床の上での稽古になったかを館長に聞いたら、一番弱いところが当たるとのことで納得した。
肩甲骨、腰をかなり打った。
 四方投げでは、2種類の投げを御指導戴いた。三吉さん、健司君と研究したが解ったようで
解らなかった。何回遣っても自分のものにならないのがもどかしかった。館長の流れるような
動きは全て理に適っていることが解った。僕が実践で使えるのはまだ先の話しだ。体が覚える
まで稽古しかない。

 12月17日(金)
 聖士會館空手道に再入門させて戴き、初めての昇級審査を受けた。今回いきなり6級を受
けたのだが、今の僕には級を意識することが出来ない。昇級審査を受ける理由は、あくまで稽
古の一環で、今まで稽古してきた成果を確認するためだった。
 筆記試験では時間が足りず、納得出来るものでは無かった。基本技はあやふやなところが
有ったが書く事が出来た。中心力・中心軸・精神力について書く試験では、武道空手術を読ん
でいたし、僕が取り組んでいるテーマだったので書きたい事が山程有った。しかし、半分も書か
ない内に時間が経ってしまった。一番書きたい事が書けず仕舞いだったのが悔しかった。
 基本は自信が無かったが、思いっきり遣った。ただ、基本技に入る時、胸に込み上げるもの
が有り舞い上がってしまった。自分が今、この場所で、また昇級審査を受けていると言う現実
感を体全体で味わった。言い訳では無いが、体がカチカチに成り、平常心がどこかへぶっ飛ん
でしまった。移動稽古でもそれが続いた。館長に牽制が無いことを指摘され、更に動揺してし
まった。しかし、思いっきり遣ることだけを心掛けた。此が今の僕の現状で、今後の課題が見
えた。
 体力試験では、倒立歩行が稽古の成果が出た。道場片側まで行くことが出来た。しかし、タ
ーンが出来ず課題になった。柔軟はおでこが精一杯だった。昔は顎まで着いたのにかなり硬く
なった。スクワット34回、拳立て24回、課題が残る。腹筋は40秒を越えた当たりから震えが
来た。結果は62秒だが一番苦手だ。この頃大部落ち着きを取り戻した。普段のままの自分で
居られた。
 組手の試験は少年部から始まった。試合を見学中、いつ、どんな技を出すのか、肩、膝の動
きで技を見切ることをした。もえちゃんの素早い動きは見切れなかった。女子の部ではピーち
ゃんの動きを見ていた。ピーちゃんは相手が下がった瞬時に的確に蹴りを入れていた。しか
し、膝の動きで蹴りが来ることが解った。ゆみりんさん、かもさんの動きを見て、下がってしまっ
たら相手の思う壷だと解った。相手の動きを読み、捌き懐に入ら無ければいけない。小さい人
が大きい人に勝つには相手の動きを読み、素早く動くことが大切だと思った。残念ながら力で
は大きい人には勝てない。
 僕の組手は健司君から始まった。体中に気を張り、相手の動きに集中した。下段回し蹴りが
来たら中心力を保ち膝を向ける、または交差立ちで蹴りを避ける。中段・上段回し蹴りは懐に
飛び込みインパクトの前で弾く、そして懐には入り込み崩す。前蹴りは交差立ちでしっかりガー
ドする。突きは捌き、上手く手を取れたら崩しを入れる。この事に全神経を集中させた。相手の
隙を何度か見つけることが出来た。崩し技に入ろうとするが、力任せになり相手が崩れなかっ
た。逆に体の小さい僕は掴まれたら駄目だと言うことが解った。
 反省点として、基本をもっと研究することが大事だと思った。お手本となる館長、上級者の皆
さんの技を研究したい。そして全てにおいて、中心力、中心軸を取れるよう稽古していきたい。
僕の空手道はまだ始まったばかりだが、自分自身を強くする為頑張らなければならない。まだ
まだ未熟で、稽古が足りない。目的意識を常に持ち、稽古を続けていきたい。

 12月14日(火)
 基本、移動稽古、空乱が終わると平安の形を稽古した。今日も前回に引き続き細かい注意
点を御指導戴いた。
 前屈の時、体が正面を向いておらず半身になっていた。頭では解っていたのだが、自分の体
勢がどのようになっているのか解らなかった。更に意識しすぎると前足に体重が乗らない。今
日もぎこちなくなってしまったが、次回は昇級審査なので何回も繰り返し稽古した。基本をしっ
かり身に付けなければ、全てが中途半端になってしまう。不器用で物覚えが悪いからそれが怖
い。
 形が終わり、みんなで四方投げの研究をした。館長に手首を決められると目茶苦茶痛い。痛
いと思っていたらもう床に投げられている。骨を御指導戴き実際試してみるが難しい。まずは
姿勢を正し、腰を安定させる事が大事だと言う事が解った。相手の手を掴み、それが簡単に
はずされてしまう稽古は面白かった。かもさん、ゆみりんさん、楠美さんの手をがっちり掴んだ
が、ふっとはずされてしまう。此の研究は時間が掛かったが面白かった。力では無く、宇宙の
秩序を学んだ。不安定な人間には必ず弱いところがある。それを瞬時に判断出来るような力
が欲しい。
 充実した稽古は気が付くと12時を越えていた。時間が経つのが早かった。

 12月10日(金)
 道場は、館長の鋭い視線で緊張感が張りつめていた。基本が出来ないとすぐに檄が飛ん
だ。いつも以上に力が入り稽古した。
 基本が終わり、型の稽古をした。前回で流れは掴んだので、体に染みこませようと稽古して
いた。すると館長から檄が飛んだ。
 まずは、手刀廻し受け・・・基本で先輩達の技を全く見ていない。我流で聖士會館の基本技で
も何でもない。でたらめだ。
 レの字立ち・・・足を肩幅分開いていないからすぐレの字になる。意識して足の開きを取るよう
心掛ける。
 金的カバー、正拳中段内受け等,、全てという位基本が出来ていない。何も考えずにやってき
たツケが出た。頭がパニックに陥り、直そうとしても変な格好になってしまう。みんなと同じよう
にやってきたつもりが、一人だけとんでもないことになっていた。
 稽古の後、我流のままだと力による動きしかできない事を御指導戴いた。基本の意味を考
え、何万回、何十万回と追求していかなければならない。館長に厳しくも御指導いただいたこと
が有り難い。自分を甘やかしたら成長はなくなる。悪い箇所はどんどん直していきたい。

 12月7日(火)
 昇級審査が近づき、型の稽古をした。平安1段、2段を稽古した。昔、平安2段を習ったはず
が全く忘れていて、もえちゃん、岡田兄弟に教えて戴いた。何回も繰り返す内に流れは掴んだ
が、型の意味を知らずにやっていたので館長に御指導戴いた。一つ一つの動きに意味があ
る。また、一つ一つの動きが大切だ。この動きは何を意味するのだろうかと、意味を考えなが
ら稽古しなければならない。次回の稽古までには、今日御指導いただいたことを身に付けた
い。

 12月3日(金)
 稽古には遅刻していった。道場に着くと既に館長による捌きの稽古が始まっていた。慌てて
準備運動をして稽古に参加した。
 ここ数日の睡眠不足で体に切れが全くなかった。中心軸が崩れて、何をやってもフラフラして
しまう。精神の甘さを指摘され、生活を正すよう御指導戴いた。自由組手では相手の動きが少
し解るようになった。しかし、思い切って相手の懐に入る事が出来ない。健司君や三吉さんの
ように大きい人を相手にすると、解っていながら後ろに下がってしまう。顔面に来た突きが腕が
上がらず、2発程貰った。ガードする腕が上がらないのは、自分の中心力が崩れている証拠だ
と御指導戴いた。三吉さんの後ろ廻し蹴りが右腹に入ったが、交差立ちで捌いたつもりが、腕
に足が掛からなかった。そして右のガードが全く成っていなかった。痛かったが、悪いところが
解り良かった。痛さを怖がらず、どんどん研究していきたい。
 体調が良くても悪くてもそれなりに動けなければいけない。どんな状態でも動ける精神力を身
に付けたい。弱気、言い訳はみっともない。

 11月30日(火)
 道場はかなり寒くなり、動いていないと寒くて堪らなかった。飲み会が続き体に切れがない。
本当は稽古したくない気分だったが、みんなに乗せられた感じだった。
 スポーツとは違う武道の動きが少しずつ解ってきた。スポーツ的な動きは自分にリズムを取
り、知らない間に自分の癖をさらけ出し、中心軸、中心力を崩している。速いと思われる蹴りや
突きも無駄な動作が多く、威力がない。武道には叶わないことが理解出来た。
 今日はゆみりんさんとペアを組み、上段回し蹴りの捌きを研究した。スポーツ的な感覚では
捌いて終わりだろう。武道は丹田に力をみなぎらし、一瞬の動作で相手にダメージを与える。
捌いた時、相手の力を逆に利用する技は究極だ。捌き方、タイミングは稽古で身につけていき
たいが、とにかく自分の中心軸、中心力を崩さない事を心掛けたい。それが出来ないと何も出
来ない。母子に力を入れ、腰を安定する事。日頃の生活態度からも気を付けたい。

 11月26日(金)
 道場は聖士會館web pageの400万カウント達成の話で持ちきりだった。かもさんは1カウン
トオーバーしていたというが、それでも凄い!ゆみりんさんからもえちゃんが幸運をゲットしたと
聞いた。もえちゃんから嬉しそうにその時のお話を聞いた。
 一週間ぶりの稽古だったが体は思ったより軽かった。倒立歩行がいつもより出来、道場の端
から端までいけた。寒くなってきたのか、足が以前より上がらなくなった気がする。そして股関
節が硬い為痛い。何とかしなければいけない。
 左手の拳が治ったので気を付けながら突きをしていた。サンドバック、拳立て歩き迄は良か
った。しかし、突きの稽古をしていたらまた皮が剥けていた。感覚がなかったので解らなかった
が、ショックだった。
 館長の御指導により、突き、下段廻し蹴りの捌きを稽古した。大切な事は母子に力を入れ、
自分の中心軸、中心力を崩さない事。
 目線で膝の動きを察知する。相手の突きを読み、すばやく捌き懐に入る。母子に力を入れる
事により、全神経を集中する事が出来た。しかし、相手の懐にはいる時自分の中心力を失っ
ていた。
 下段廻し蹴りを読み、膝を上げる。相手の脛が膝に当たると、相手は戦意を失う位痛がる。
自分が下段を蹴った時、堪らなく痛かった。それを2回やっただけで、もう下段は蹴れないと思
った。
 自分の中心力、中心軸を崩さないことは以前御指導戴いた。そして腰を安定する事により、
もっと加速した力が出せる事を実証された。頭をフラフラ上下させリズムを取るようでは技に威
力がない。同側同調で腰を安定出来るよう稽古していかなければならない。課題は多い。一つ
ずつ自分のものにしていきたい。

 11月19日(金)
 岐阜の小林さんが稽古に参加された。流石聖士會館の黒帯を取っただけ有って、体は柔ら
かいし、倒立歩行も往復出来る。そして何より武道を学びたいというひたむきな姿勢に好感が
持てる。今日はペアを組まさせて戴き、聖士會館の武術について一緒に稽古出来楽しかった。
 最近膝に違和感を持つようになった。痛いという程では無く、弱ってきている感じだ。稽古を
するには支障がないが気を付けたい。
 今日の稽古では、足の母子に力を入れる事を御指導戴いた。足の母子に力を入れると中心
力、中心軸が崩れなく、体全体に力がみなぎる。突きは重く、咄嗟の動きが出来るようになる。
丹田に入れる力が体全体に行き渡る為だという。
 相手の攻撃を、まず目線で攻撃される箇所を察知する。次に膝が動き、突きや蹴りがくる。
これを見極められるようになると、攻撃される前に相手の攻撃を読み先回りすることができる。
目線→膝→攻撃の一連動作が咄嗟に判断出来るようになりたい。
 捌きの展開では、目線、膝に集中し、相手の攻撃のインパクト部をずらすことを研究した。小
林さんに上段回し蹴りをして戴き、インパクト部をずらさないでそのまま受けたら腕が痛かっ
た。膝がしなってくる前で取ると痛みはない。更にメビウスの理論で受け、相手の膝を手で巻き
込めば相手の中心力を失う事が出来る。
 小林さんは合気道を習っているというが、聖士會館の武術には驚いていた。何も習っていな
い僕が驚くのは当たり前だが、合気道を習っている人が驚愕する位だから凄い。館長は簡単
な物理学と言うが、頭で考えられる領域ではない。
 稽古後、術を覚えていくには基本が出来ていないと駄目だという御指導を戴いた。僕の基本
は昔のままでなってないという。如何に先輩達の基本を見ずに稽古してきたかだ。僕は基本稽
古の細かいところまで考えた事はなかった。基本の動きは何を意味するのかを全く知らない。
只形だけを真似ていた。基本に物理学の意味が全てあるという。只稽古して体を動かすだけ
で無く、正しい理論の下、意味を考え稽古していかなければならない。

 11月16日(火)
 道場はかなり肌寒くなってきた。胴衣に着替える時全身ブルッとした。指先まで冷えて体を動
かす動作が鈍った。準備運動で体は温まったが、股関節はいつも以上にカチカチに硬く、上段
廻し蹴りが全く出来なかった。
 空乱で左下段廻し蹴りをすると、脹ら脛の上に嫌な痛みを感じる。中段、上段を蹴っても痛
みはない。痛みのない蹴り方を覚えることを課題にしたい。
 館長と突き、捌き等の研究をさせて戴き、決まる時の感覚、中心力を失う感覚が良く解った。
僕にとっては不思議な事ばかりで理論的には全く解らなかった。今の段階では、こうすれば相
手はどうなるかを体で覚え、理論は後で少しずつ解いていきたい。
 接近戦の突き・・・背中まで響いた。不格好の突きだが威力は凄い。
 両手を掴まれた時・・・河合理論で術を掛ける。河合理論の応用は無限の可能性を秘める。
 下段廻し蹴りの受け・・・痛みがない受け方
 中段・上段回し蹴りの受け、捌き・・・相手の中心力、中心軸を崩す。
 武術について講義を戴いた。武道がスポーツ化してしまった事に対する館長の考えだが、空
手に限らず、和法、神霊学全てを取り入れていく事が大切である。宇宙の秩序はそこから見え
てくるのかも知れないと思った。

 11月14日(日)
 準備運動の後、いつもの稽古に取り組んだ。サンドバックでは左足の蹴りに注意し稽古し
た。同側同調が乱れ、力が入らずぎこちない。何度も蹴っているうちに疲れ力が抜け、偶に良
い感触があった。しかし意識すると上手くいかない。
 今日はもえちゃんに中段廻し蹴りを蹴って貰い受けを試した。しかし背中に響く感触は変わら
なかった。難しい。
 あっという間に時間が経ち、全てのメニューをこなす事は出来なかった。日曜日に稽古出来
る贅沢さ、有り難さを感じた。此からみかん切りで中々行けなくなるが、雨の日は参加したい。

 11月12日(金)
 道場に早く着きすぎた為、車の中で少し仮眠を取った。一瞬で寝てしまったが寒くて目が覚め
た。
 前回の稽古でまた左手の皮が剥けてしまった。突きが下手という証拠だが、治ってしまえば
また同じ事をやってしまう。今日は突きが出来なかったが、治ったら徹底的に正しい突きを覚
えたい。
 いつもの稽古では、頭が上下にぶれない事、蹴りは反動を使わない事に重点を置いた。癖
を正すと動きがぎこちなくなるが、少しずつ解ってきた。蹴る時は立禅で得た球をイメージし、
中心力、中心軸を意識した。右は上手くいくが左は思うような軌道で足が出ない。右の倍蹴っ
たがイメージは掴めなかった。
 三吉さんとペアを組み、先週のお復習いと新しい捌き崩しを行った。館長が実践した無防備
で中段廻し蹴りの受けを試してみるが、蹴りがずしりと背中に響き痛いだけだった。突きを胸
に当てられる瞬間、下を向くと痛みがないことを実践したが痛かった。やはり受けるタイミン
グ、角度などのコツを掴まなければ駄目だと思った。

 11月9日(火)
 今日の稽古でも水分の摂りすぎで汗がよく出た。更に毎晩の晩酌でよく食べる為体が重かっ
た。稽古では一回お茶を口にしたが、後は我慢した。唇が乾き、ごくごく水分を摂りたい気持ち
になった。やたらりんごジュースを飲みたい欲に駆られた。
 いつもの稽古でサンドバックを突いていたら、一回引いて突く為相手にバレバレだという御指
導を戴いた。スポーツ空手そのままで、自然に引く事によりリズムを取っていた。その為頭が
上下に振れていた。蹴りでも廻し蹴りをするとき、必ず始めに蹴る反対の足が動いていた。自
然に反動とリズムを取っていたのだが、相手にバレバレなので直さなければならない。
 結び立ちを知らなかったので御指導戴いた。そしておむすび、おにぎりの違いまで教えて戴
いた。おむすびは△に握ったもの、おにぎりは俵型、○などに握っているものだと初めて知っ
た。
 今日の稽古は宇宙の秩序を取り入れた捌き、崩し、極めの御指導は感激した。宇宙の秩序
を知っていれば余分な力は必要ない。無意味なウェイトトレーニングをするなら宇宙の秩序を
研究した方が数倍価値がある。
 恐れ多い事に、無防備な館長に中段廻し蹴りを入れた。初め手加減したが、もっと強くと言
われ力を入れた。バシッという決まった音がしたが館長は平気な顔をしている。僕の脛は蹴っ
た感触が残り痛い。いったい何がどうなったのか解らなかった。これも宇宙の秩序で、館長は
瞬時の一ミリの動作で僕の蹴りを返していた。言葉にならない位びっくりした。
 どんな形で相手に掴まれようが、宇宙の秩序で簡単にはずす事が出来、相手をいとも簡単
に操ってしまう。こんな面白い稽古は何時間やっても飽きない。これからの課題は、宇宙の秩
序を体に染みこませる事だと思った。

 11月5日(金)
 道場内は大分肌寒くなってきた。稽古前に胴衣の中にTシャツを着ようかと思ったくらい寒か
った。準備運動をする内に体が温まっていき、基本をやり出したら汗がぽたぽた落ちだした。
今度は熱くてしょうがなかった。声を張り上げ、汗を掻き、とても気持ち良かった。
 いつものサンドバックの稽古で後ろ蹴りを稽古していた時、かかとを当てるつもりがずれてし
まい、右足首を挫いた形になってしまった。それを2回もやってしまったから辛かった。的を外
さないよう稽古していかなければならない。
 稽古の最後に立禅を御指導戴いた。手の中に球を描きゆっくりとした動きを取るのだが、予
想外に難しかった。足の運びで中心軸が崩れ、よろけてしまう。すると球をイメージするどころ
ではない。結局最後まで上手くいかず、冷や汗を掻いた。何処でも出来る稽古なので、形にな
るまで稽古しなければならない。

 11月2日(火)
 少し風邪気味だったが、稽古をするのに支障はなかった。基本から汗がいつも以上に沢山
出た。最近取り入れているメニューをこなすが、体から絞り出すように汗を掻いた。腰の帯まで
濡れていたのにはびっくりした。かなり水分の摂りすぎだと思った。
 今日の捌き、崩しでは関節技に持ち込むまでの動きを指導戴いた。
 右組手立ちの場合、相手の順突きを1・2・3で捌き、左で腕を巻き込み、右で相手の首根っ
こを掴み、円を描くように崩す。
 右組手立ちの場合、相手の順突きを1・2で捌き、瞬間に相手に近づき、左手を相手の胸に
置き、素早く左足で相手の左足を払う。払う要領は左足を前に上げ、上から下に勢いよく振り
下ろす。後ろに内廻すのが理想。このとき重要なのは、自分の中心軸、中心力を崩さない事。
 右組手立ちの場合、相手の順突きを1・2・3で捌いたと同時に(3の時は下がらず右組手立
ち)相手の手を掴み(左手)、自分の右肩当たりで押さえ、右手を手刀で相手の腕に添え左に
回りながら相手の手首上を摂る。関節技にもっていくのだが、手首を極めても痛みがない。
 右組手立ちの場合、相手の順突きを1・2・3で捌いたと同時に(3は両手で挟む感じ)、右手
で相手の腕を掴み、一本背負いの形に持って行く。相手の懐に回ってはいる時、左上を大きく
上げる(ちょうだいをする感じ)。相手の腕を自分の首近くの方に持っていくと天秤になり、腕折
りの形になる。そのまま一本背負いをすると相手は頭から落ちる。
 今日は館長に、武道空手がどうして最強なのかを実際教えて戴いた。柔道技が通用しない
訳には納得した。突いたり蹴ったりのスポーツ空手とは全く違う武道空手は、とても恐ろしいも
のだと思った。

 10月30日(金)
 聖士會館 総本部の記録、みどりさんの日記の影響でわくわくしながら道場に向かった。自分
が稽古するに当たり、みどりさん達にかなり刺激を受けている。みどりさん達が毎日稽古して
いることが、週2回の稽古はさぼれないという意識を持たせてくれる。自分には才能がないぶ
ん、稽古を続ける事で不可能を可能にする事が出来ると信じている。
 館長にみどりちゃん道場での出来事をお話しして戴いた。天才もえ!ちゃんの見えない動き
には圧倒されてしまう。どうしたらそんな動きが出来るのだろうか、理解出来ない。
 今日の稽古は嬉しい事に、館長に演武でのこつを教えて戴き実践した。話を聞いていると自
分にも出来るような気になる。実際にキックミットを使い、キックミットを突き抜け相手の背中ま
で力が浸透する意識を持って行った。
 今後稽古を積む事によって、見えないものが見えてくるようになるという。しかし、ただ稽古す
るのではなく、何時も目的意識を持たなければならない。焦りすぎてもいけない。一つ一つの段
階を経て、見えないものを追求して行かなければならない。

 10月26日(火)
 館長不在の稽古だった。今日稽古させて戴く意味をみんなしっかり理解していた。
 準備運動、基本稽古を終え、捌きの復習をした。三吉さんと組み稽古したが、突きを捌いて
入り込こもうとした時に突きが来た。1・2・3の順突きを捌き入るところを1で入ってしまった。も
ろに入った瞬間、痛いと言うよりも研究発表会の失敗が頭をよぎった。お互い真剣に稽古して
いたが、苦笑いしてしまった。
 今日は、相手がこの体勢だとどうすれば崩れるのかを研究していたら、あっという間に時間
が経ってしまった。疑問点が沢山出来、今後の稽古の課題になった。
 稽古が終わった後、ストレス解消にサンドバックを無心に蹴った。もやもやが吹っ飛び気持ち
良かった。

 10月24日(日)
 日曜日に稽古に参加させて戴いたのは久しぶりの事だった。道場の雰囲気はいつものとは
全く違う。静かでちょっと不気味さを感じた。昨日の神霊学研究会 特別講座で腕の打撲は大
分良くなった。しかし、左足の脛が不安だった。
 準備運動を終えサンドバックで突き、蹴りの稽古をした。僕は体が硬く上段回し蹴りが苦手
だ。館長に足の当てる箇所、当てる角度を御指導戴いた。しかしなかなか思った通り上手くい
かない。体を柔らかくしていく事と、地道に蹴りを稽古していこうと思った。
 館長に捌き、崩しを御指導戴くと、凄い展開に発展した。今後の展開だというが、電光石火
の早業だった。滅茶苦茶格好良かったし、神業だった。今稽古している事が出来ていくと、今
後このような技も出来るようになるとの事だった。

 10月22日(金)
 仕事が早く終わった為、ゆっくり道場に向かう事が出来た。道中では日本シリーズの経過が
気になりテレビを見ながら向かった。
 仕事の疲れはなく、体調は良かった。しかし雑食をした為持久力が無く、すぐへたばる体だっ
た。反省しなければならない。
 捌きは突き、前蹴り、中段廻し蹴りを行った。捌いた後、すぐ崩しにはいるのが難しい。自分
の出す足、相手の軸足がどっちかが瞬時に解らない。何回も同じ事をやっているが未だ自分
のものにならない。僕の場合特に覚えが悪いから、何回も繰り返しやらなければならない。
 自由組手では、如何に自分より大きい人を倒せるかを課題にしてやった。力で押されるが、
技を出した一瞬を狙っていた。しかし捌くのが精一杯で崩しにまで発展しなかった。
 今日思ったのだが、約束組手のように相手の技が此処へ来ると解っていたら捌きと崩しがや
りやすい。だったら僕の出す攻撃や間合いで、相手の攻撃が此処へ来るというように引き出さ
せるようになれば良い。此処に来ると最初から解っていれば捌いて臆することなく前に出られ
る。何がくるか解らないから怖いのだ。
 小さい人間の武器を極めていきたい。力がないが、それを求めるようなことは考えないように
したいと思う。

 10月19日(火)
 仕事で稽古に行けなかった為、一週間ぶりだった。サンドバックを蹴ると気持ちよかった。
 捌きは突き、前蹴り、中段廻し蹴り、上段回し蹴りを行った。すぐ崩しに入らなければならな
いが、慌てると自分の中心軸が崩れ倒しにくくなってしまう。崩しの体勢を取るのはとても難し
い。
 自由組手では相手の攻撃を見切ることを課題に行った。集中するあまり攻撃を忘れてしまう
事もあった。

 10月12日(火)
 道場に入ると少し肌寒さを感じたが、犬歩きをし出したら一気に熱くなった。補強運動で体が
ほかほかしだし、基本、移動稽古では汗を一杯掻いた。前回よりは体が軽く、汗を掻くのが心
地良かった。
 今日の稽古は前回の続き。サンドバックを使っての稽古は少し慣れてきたので、間合いを変
えるなどいろいろ試す事が出来楽しかった。
 楠美さんと捌きの稽古をして、研究発表会の時なぜ転けてしまったのかが解った。中段前蹴
りを捌きながら交差立ちをするとき、捌いた手が前方へ流れていた為自分の中心軸が崩れて
いた。転けてしまったのは緊張していた為と思っていたが、今日も転けそうになったので研究し
てみたら解った。また手で捌くのに何時も手首近くで捌いていたが、中段前蹴りは肘近くで捌い
た方が相手を崩しやすい事に気付いた。肘近くの方が相手が横に向いてくれる。
 課題は山積みだが、一つ一つ自分のものにしていきたい。取りあえず、体をもっと柔らかくし
なければいけない。

 10月8日(金)
 仕事が忙しかったが取りあえず道場へ向かった。明日も忙しいが気分転換を図りたかったの
と、なぜか苦しさに立ち向かいたかった為稽古した。明日の事を考えると無謀だったかも知れ
ない。
 今日は腰が重く、始めからバテ気味だった。基本で声を出し、汗を掻くのが気持ちいい。スト
レスが一気に発散される。ただ中心軸が崩れ、ふらふらしていたのを反省した。
 今日の稽古は前回の続き。サンドバックでは、体の当てる箇所、狙ったところに当てる事に
注意した。前回より少し良かったと思うが、利き手でない方が難しい。柔軟は最悪だった。全く
というくらい曲がらなかった。毎日やらなければならないが、反省するだけで実行できていな
い。
 稽古が終わった後の清々しさは例えようがないくらい気持ちいい。体が思うように動かなかっ
たが、稽古できた事に感謝した。とても疲れた。

 10月5日(火)
 道場内は湿気が酷く暑かった。基本、移動稽古中額からぽたぽた汗がしたたり落ちた。
 昼間慣れない現場仕事をした為、体がへたばっていた。力仕事でちょっと筋肉痛だった。
 今日の稽古は突き、蹴りの研究をした。騎馬立ちになり、床に向かって速い突きを100回。
組手立ちになり、素早く突きを出し、当たる瞬間拳を強く握る稽古100回。前回の稽古の続
き、蹴上げ、内廻し、外廻し、横蹴上げは当たる瞬間、手のひらを開く事を加えて行った。
 サンドバックを蹴って解った事。前蹴りの時の防御の手の位置で、狙ったところが外れる。手
の位置で中心軸がぶれるのだろう。下段、中段、上段廻し蹴りについてもいえる。防御の手は
蹴る方の足側の手が前に出る。同側同調を忘れてはいけない。当たる瞬間開手にすることに
より、上段を蹴る足がいつもより高く上がった。蹴りは狙ったところを確実に当てたい。また、
体の当てる箇所で確実に当てなければ効果がない。
 全てについていえることがだが、基本が出来ていないと何も出来ない。体の使い方、(右が出
来ても左が出来ないとか)が難しい。自分のものになるまで研究しながら稽古しなければならな
い。不器用なので、すぐに修正できないことがもどかしい。

 10月1日(金)
 空手の稽古にいけることが有り難かった。現場の人に呼び止められるが、仕事を放って稽古
に向かった。稽古によって少しでも上達できれば嬉しいが、さぼれば何も望めない。
 体調は良かった。今日はおやつの誘惑にも勝ち、メンタルな部分でも充実していた。
 基本稽古では、突然みんなの前に出てやることになり慌ててしまった。掛け声と動作が一致
しなく、中心力が崩れた。移動稽古は順番、技の名前を忘れるなどでたらめだった。如何に何
時もいい加減に取り組んでいたかが解った。ただやるというだけでなく、技の名前、順番を確
実にしなければいけない。当たり前の事が出来ないことに反省します。
 今日の稽古は前回の続き。サンドバックの突き、蹴りは少しではあるが慣れてきた。体の当
てる箇所に注意し、狙ったところに当てるよう心掛けた。利き手ではない方が難しい。突き、蹴
り狙ったところに当たらない。当たっても威力がないなど課題は多い。
 突きは当たった瞬間拳に力を入れる。また当たった瞬間すぐ引いては駄目、押し込むように
しても駄目、当たったままの感じが一番破壊力が増す。蹴りも同じ。
 蹴りを当てる瞬間、手のひらを全開に開く。すると威力が増すと共に、一足分ポイントが前に
なる。腰の入りが違うらしいがどうしてなのかは解らない。
 自分の体に染みこませていくには稽古しかない。自分のものになるまで一つずつ課題を克服
していきたい。

 9月28日(火)
 自主稽古をさぼってしまったので、一週間ぶりの稽古になった。疲れはなかったが、胃腸の
調子が悪く、体が動かないのが解った。鈍った体、たるんだ精神を鍛えたく稽古に臨んだ。左
手のかさぶたは9割程治ったが、あと少しなので気を付けた。
 京都支部で稽古してきた三吉さんの稽古に取り組む気迫は凄かった。全身気合いが入り、
意気込みが違うのを感じた。基本の大切さ、一つ一つの動きを大切にし、稽古に益々磨きが
かかっていた。京都支部での感想を聞いたが、とても良い勉強になったことが解った。
 今日の稽古は前回の続き。サンドバックの突き、蹴りは体の当てる箇所、サンドバックの当
てる箇所に気を付けた。まだまだ思ったようにいかない。柔軟は進歩がない。蹴りは溜をつくる
よう心掛けるが、しなやかさが無い。
 約束組手で、捌いてすぐ相手を倒す稽古を行った。前蹴りの捌きが下手でコツを掴むのに苦
労した。相手に入り込む時、自分の中心力を崩してはいけない。相手が倒れにくいのはそれが
原因である事が解った。
 黙想では、稽古に精進できた事に感謝した。日常でいろいろ大変な事があったが、稽古で弱
い自分を見つめる事が出来た。此からも弱さに立ち向かっていきたい。

 9月21日(火)
 前回の復習。前回の稽古で左手と両肘をサンドバックですりむいてしまった為、かさぶたにな
っている。忘れてサンドバックを突くと血が出た。突き方に問題があるので、治ったら注意して
稽古したい。
 稽古は集中して出来た。確実な基本が出来るようにしなければならない。しかし、思うように
いかないのが現実だ。股関節の硬さが嫌になる。努力で柔らかくしていくしかない。

 9月17日(金)
 前回の件があり、道場の雰囲気は反省色一色だった。みんなひたすら稽古に励んでいた。
館長は鋭い眼差しでみんなの動きを見ていて、時折悪い箇所を指導していた。僕も移動稽古
中、レの字立ちを御指導戴いた。
 今日は黒板に書かれたメニューに沿って稽古した。サンドバックを使って基本技の突き、蹴り
を行うが、技、順番を忘れてしまった。如何にいつも何となくやっているのかを反省した。この
稽古を実際やって解ったのだが、非常に難しい。当てる位置、角度全てが難しい。ぎこちなく、
全てに関してでたらめだった。
 空手をやる目的は強くなりたい為であるが、僕の場合、人間的なものを磨く為稽古している
方が大きい。人間的な未熟さを克服する為、真剣に空手の稽古をさせて戴こうと思った。

 9月14日(火)
 もえちゃんがボール遊びをして神棚の神器を割ってしまうと言う事件が起きた。神聖な道場で
なぜボール遊び?と疑われてしまうが、その通りだ。稽古が始まる前、僕ももえちゃんとボール
遊びをした。悪い事とは解っていたが、楽しんでやってしまった。なぜ大人は注意しなかったの
か、なぜ僕も遊んでしまったのか、後悔だけが残る。
 稽古が始まるとみんな真剣に取り組んでいる。しかし、稽古が始まる前、休憩中に子供達が
遊んでいるのをよく見かけた。さらに大人も混じってふざけている。自分もその一人だが、道場
という神聖な場所を汚してしまった。子供達を指導する事が大人の役目なのに全く怠ってい
る。意識が低いとしか言いようがない。自分は何をやっていたのか考えると恥ずかしく情けな
い。人間として、大人として大事なことが欠けていた。

 9月10日(金)
 身体の管理が出来ていなく準備運動で左の腿がつりそうになった。一週間ぶりだと身体が硬
く足が上がらない。今日は稽古についていけるか心配だった。
 基本稽古が終わると蹴上げ、柔軟をした。2セット行うと大分柔らかくなった。それでも人並み
以下で滅茶苦茶硬い。
 努力という程でもないが、稽古に向かう前会社でシャワーを浴びてくる。さっぱりする為でもあ
るが、身体を温め柔らかくする為に行っている。結構違うものだが、それでも滅茶苦茶硬い。
毎日柔軟をしなければ、急には柔らかくならないな。
  虚と実について解りやすく講義を戴いた。実とは相手の視覚に入る部分、逆に虚とは相手
の死角、見えない(後頭部の方)部分をいう。人間虚の方に力を加えられれば倒れやすく、闇
に落ちるように倒れていく。更に陰陽の理論を使えば力は加速する。
 自由組手では相手の技がどのように来るか、それを交差立ちで如何に相手の虚をつけるか
を重点に行った。相手の攻撃を交わす事に集中するあまり、捌いて次の動作(虚をつく動作)
がなかなか出来ない。自分の中心力が崩れ、次の動作に入れないなど反省した。

 9月7日(火)
 仕事が忙しく稽古を欠席した。欠席を決めるまで自分に勇気が要った。仕事を明日に回せば
良いではないかとか、出たら明日は忙しく地獄だなとかいろいろ葛藤してしまった。そして何よ
り自分は逃げていないかという事が気になった。自分に問いただした結果、今やらなければい
けない事を目一杯やる事を選び欠席した。
 最近体調は良くない。疲れでフラフラしている。食事には気を使っていたが、普段がいけな
い。甘いもの、特にお菓子やジュースの摂取には気をつけたい。
 今日の稽古内容が気になる。

 9月3日(金)
 昇級審査の伝達式が行われた。皆さん心から昇級おめでとうございます。
 伝達式は理事長により行われた。今日のみんなの表情は輝いていた。合宿では日頃の稽古
で足りないところを反省し、此からの課題を見つけたと思う。みんな満足していると言うより、更
に上を目指しているようだった。
 僕は8月31日に再入門させて戴いたばかりだが、みんなと共に頑張っていこうと思った。男
子の部では一番身長が低く、最年長である。小さい者が強いとは思わないが、日々の稽古の
中で強くなりたい。年を取っても身体が動く限り続けていきたい。
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